ミドリガメはビオトープで飼育できるかな? 〜ミドリガメの飼育と越冬〜

ミドリガメただいま冬眠中

※この記事はミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の室外での飼育や冬眠による越冬を推奨するものではありません。冬眠により越冬させる際は、ミドリガメやお住まいの地域に合わせた環境をご用意ください。またこれによるいかなる損害についても、キッズイベントは責任を負わないものとしますので、あらかじめご了承ください。

20180103_ikimono_kame_toumin_01

ミドリガメの越冬を達成
冬眠中の環境について

ミドリガメミシシッピアカミミガメ/緊急対策外来種)の飼育を室外(ベランダ)でできないものか、そして冬は冬眠して越冬してくれないかと考え、2014年9月末、カメも随分と大きくなったので思い切って室外飼育に踏み切り、はじめて越冬を行ないました。

【レポート】「ミドリガメの室外飼育と越冬」の環境・経緯はこちら!

暖かくなった2015年春、冬眠から醒めて水からぴょこんと頭を出したミドリガメを見たときは、安心するとともに、自然との関係や生物の生命力はすごいなと感動しました。その後も毎年無事に越冬を繰り返し2018年を迎え、今まさに春に向けて冬眠中ですが、その環境は毎年異なっています。

2014年に用意した「ミドリガメのビオトープ」は、約50cm×73cmの「プラ舟(ぷらぶね)」に「荒木田土」と水性植物を入れ、ミドリガメは土の中で冬眠しました。しかし土はミドリガメが動くため常に濁っていたり、水の入れ替えのたびに少しずつ流れてしまい、2度目の冬眠を乗り越え、3度目の冬眠を迎える2016年の年末にはすっかりなくなってしまいました。

ミドリガメの室外飼育、ビオトープと越冬「ミドリガメのビオトープ」

2014年に用意した「ミドリガメのビオトープ」。カメが動くので常に水は濁り、水草はすべて食べてしまいました

冬眠に向けて新たに土を購入するか迷いましたが、土は重くて水の入れ替えや掃除が大変なのでビオトープから土をなくし、石と水だけの環境としました。植物も結局全部食べてしまうので、なし。味気ない環境ですが、水と甲羅干しができる石のみに。

しかし冬眠するのに水深の浅い水だけではかわいそうなので、3回目となる2016年末は近所からイチョウの落ち葉を集めてそれを寝床としました。プラ舟にたっぷりイチョウの落ち葉を入れ、水も多めに入れたところ、春には無事起きてきました。

予想と違ったのは、冬でも水に濡れた葉は腐るということ。落ち葉でもイチョウの葉には油分が多く含まれているから腐りづらいと思っていましたが、水は紅茶のような色になり、春近くには少し臭いも出てきていました。

そこで2017年末〜2018年春に挑戦しているのが、桜の落ち葉と水を少なめにしたもの。水も灯油ポンプとしておなじみの “醤油チュルチュル” を使って汚れてきたら取り替えています。

水を少なめにしたことで、落ち葉をよけると冬眠しているミドリガメを確認することができます。春に元気な姿を見せてくれるよう願いつつ、このまま静かに見守ることにしましょう。

ミドリガメの冬眠、ミドリガメのビオトープと越冬「ミドリガメのビオトープ」

2017年末〜2018年春のミドリガメの越冬環境は桜の落ち葉。上にかぶせているのは発泡スチロールの板

ミドリガメの冬眠、ミドリガメのビオトープと越冬「ミドリガメのビオトープ」

落ち葉をよけてのぞいてみると、冬眠中のミドリガメの甲羅が見えました

カメ冬眠中の呼吸はどうしてる?
カメの冬眠のメカニズム

体温を外の気温に頼り、自ら調節することのできない変温動物のカメは、気温の降下にともない体温と体の機能も低下し仮死状態になります。この状態で越冬することが「冬眠」です。カメの場合、気温や水温が15度以下になると活動が鈍くなり、5度前後になると冬眠をはじめるようになるそうです。

うちにいる2匹のミドリガメも、1匹は早々に冬眠状態に入りましたが、もう1匹は12月中旬ごろまでノソノソと動いていました(2017年12月の平均最高気温は11.1度、最低気温は2.7度)。

冬眠する場所は野生の場合、水底の土中やたまった落ち葉のなか、水辺近くの土に穴を掘って潜ります。ここでひとつ疑問が浮かんできます。そう、カメは肺呼吸をしているので、水中で冬眠している際の呼吸はどうしているのか、ということです。

通常カメは定期的に水面に顔を出して呼吸をします。しかし冬眠中はこのような息継ぎはせず、皮膚や粘膜から水中に溶けている酸素を取り入れる皮膚呼吸をしています。仮死状態では必要とする酸素が少なくてすむため、皮膚から取り入れる少ない酸素量でも生きていけるそうです。

【レポート】ミドリガメのビオトープづくりに挑戦はこちら!
【レポート】ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の飼い方はこちら!
【レポート】メダカの住むビオトープのつくり方はこちら!

関連記事

イベントカレンダー

プレゼント

  1. ロゴ切抜き(完了)

    プレゼント!「親と子のギャラリー トーハク×びじゅチューン! なりきり日本美術館」ご招待券プレゼント!

    東京国立博物館は2018年夏のファミリー向け企画でNHK Eテレの番組「びじゅチューン!」とのコラボ…
  2. 20180627_present_JWJP_01

    プレゼント!豪華キャスト登壇!『ジュラシック・ワールド/炎の王国』ジャパンプレミア特別試写会ご招待!

    『ジュラシック』シリーズ誕生25周年!最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が2018年7月13…

注目イベント

  1. 20180611_report_team_Lab_museum_00

    2018年6月21日(木)にオープン! 森ビルとチームラボのデジタルアートミュージアム

    「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:EPSON teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」に行ってきた!
    森ビルとチームラボが共同で運営するデジタルアートミュージアム「MORI Building DIGIT…
  2. 20180614_report_manjiro_11

    溝口琢矢さんらが熱演! 2018年6月24日(日)までEXシアター六本木で上演!

    もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ第6弾 舞台「ジョン万次郎」開演!
    教科書には載らないような歴史上の出来事をエンターテインメントにして表現する「もっと歴史を深く知りたく…
  3. 20180614_report_manjiro_kakomi_01

    溝口琢矢さん、荒木宏文さん、石原壮馬さん、正木郁さん、山下聖菜さん、細貝圭さんら主要キャストが見どころ紹介!

    舞台「ジョン万次郎」主演・溝口琢矢さん「僕らの勇姿を観に来て!」
    教科書には載らない歴史上の出来事をエンターテインメントにして表現する「もっと歴史を深く知りたくなるシ…
  4. 20180525_report_JXTG_01

    2018年5月31日(木)まで「心のふれあい」がテーマの作品募集中!

    「第49回 JXTG童話賞」で童話創作 特別授業が実施!
    石油などのエネルギーを扱うJXTGホールディングス株式会社は2018年5月31日(木)まで「第49回…
  5. 20180513_report_JUMPJAM_02

    2018年6月から都内32ヵ所の児童館で誰もが体験できる!

    ナイキの運動遊びプログラム『JUMP-JAM Park』開催!
    子どもたちが遊びながら自己肯定感や社会的スキル、運動能力を養なえる「ナイキ」の運動遊びプログラム「J…

おすすめスポット

  1. 201610_facilities_miraikan_hiroba_01

    楽しみながら、子どものハテナをみんなで育む

    “おや?”っこひろば(日本科学未来館)
    私たちの生活を豊かにする最先端の科学技術を紹介する、東京・お台場にある国立の科学博物館「日本科学未来…
  2. 20180621_spot_borderless_teamlab_01

    2018年6月21日(木)「身体で世界を捉え、立体的に考える施設」が東京・お台場にオープン!

    チームラボアスレチックス:運動の森
    森ビルとチームラボがお台場にオープンする「MORI Building DIGITAL ART MUS…
  3. 201610_facilities_miraikan_01

    先端科学技術を体験するサイエンスミュージアム

    日本科学未来館
    「日本科学未来館」は、私たちの生活を豊かにする最先端の科学技術を紹介する体験型のサイエンスミュージア…

アーカイブ

ページ上部へ戻る