日本科学未来館で走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!

企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

日本科学未来館で2014年11月29日(土)から開催している企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」の内覧会に行ってきました! 同展はチームラボが制作・発表してきた話題のアート作品とキッズ向け作品、合計15点が一堂に会する世界で初めてのイベント。カラフルで魅力たっぷりの作品を前に、子どもたちは会場内を走り回って楽しんでいました。2015年5月10日(日)まで開催しています。

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

カラフルでプレイフル、子どもはもちろん大人も楽しめる展覧会!

チームラボ」は、デジタル技術を使って独創的な事業を展開するウルトラテクノロジスト集団。彼らが制作した「学ぶ未来の遊園地プロジェクト作品」は、全国のたくさんの子どもたちを楽しませてきました。今回の企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」は、そんな彼らの作品合計15点をたっぷり体験できる世界で初めてのイベントです。

チームラボ代表の猪子寿之氏は海外で大きな展覧会を開催したとき、美術館の中で子どもたちが走り回ってはしゃいでいたのに驚き、しかし一緒にいたスタッフのひとりが、自分の子どもにもこんな体験をさせてたいと言ったことがきっかけで、「未来の遊園地」というプロジェクトがはじまったと紹介。

日本では美術館と言うと気軽に子どもを連れて行って騒げる雰囲気ではありませんが、子どもが騒いだり走り回りながらアートに触れ、そこで感じた何かが未来につながる体験があってもいいと思ったそう。その言葉通り、同展では子どもたちが作品中に表示される絵や漢字を追いかけたり飛びついたり、まさにアートを楽しみながら体感していました。

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

チームラボ代表の猪子寿之氏(写真右)と、日本科学未来館キュレーター内田まほろ氏。「チームラボは未来を向いて、具体的にものをつくって提示している活動に共感した。作品の裏にある高い技術を感じ楽しみながら、個人個人が未来へのヒントを探していただければと思います」と、日本科学未来館での開催について紹介

アートは同じ空間にいる人間関係をポジティブに

猪子氏はデジタルを使ったアートは作品が個人だけではなく、同じ空間にいる人たちの関係性に何かポジティブな影響を与える可能性があると考えています。大人になると照れなどもあり、その関係性が出てくるまでに時間がかかりますが、会場内の子どもを見ていると、近くにいる子どもたちとすぐに一緒に遊びはじめ、猪子氏の考えの一端を垣間見ることができました。

自分の描いた絵の魚が大きなスクリーンで泳ぎはじめたり、積み木を置くとそこに線路や道路ができ、列車や車が走りはじめたり、叩くと色が変わったり音が鳴る光のボールによるオーケストラなど、カラフルでプレイフル、しかしその裏では高い技術が存在し、子どもはもちろん、大人も楽しめる展覧会。2015年5月10日(日)まで開催、おすすめです!

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久に – Tokyo】
通路と無限に広がる空間により構成されたインスタレーション作品。東京に生息している花々をモチーフに、1時間を通して東京の1年間の花々が移り変わる。また鑑賞者の動きによって、いっせいに散り、生まれ、いっせいに咲き渡ったりする

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【花と屍 剥落 十二幅対】
「自然と文明の、衝突、循環、共生」をテーマにした絵物語の12幅からなる作品。剥落し(作品の表面が剥がれ落ち)、作品の裏側が見えていく

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【Nirvana】
江戸時代中期の京都にて活躍した絵師・伊藤若冲(1716〜1800)の升目画(画面全体を数万もの升に区切って升目ごとに彩色する表現方法)は、どこかコンピュータのピクセルアートに通ずる。遠くで全体を見たときと、近くで凝視したときとで異なる変化を感じられる、高約5m、幅約20mの巨大なアニメーション作品

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 – Light in Dark】
コンピュータ上の3次元空間に立体的に構築した世界を、チームラボが考える日本の先人達の空間認識の論理構造によって映像化。光の八咫烏(やたがらす)が空間を飛び回り、その軌跡が光跡となり光の空書を描く

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【世界はこんなにもやさしく、うつくしい】
手が文字に触れると、その文字が持つ世界が表れ、世界を創っていく。文字から生まれたものたちは、世界の中で、互いに影響し合っていく

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【つながる!積み木列車】
積み木を置くと、積み木同士の間に線路や道路ができ、列車や車が走り出す。いろいろな積み木を置くことでたくさんの列車や車が走り、街がどんどん発展していく。子どもたちは同じ空間で、いろいろな積み木を自由に置くことで、いつの間にかみんなで街を創っている

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【光のボールでオーケストラ】
叩くと色が変わったり音が鳴ったりする、光のボールによるオーケストラ。大きいボールは他のボールと連動しているため、ひとつを叩くと空間全体の色が変わる。子どもたちは同じ空間で全身を使いながら、大小さまざまなボールに触れることで、共同で空間の色を変化させながら、音楽を自由に奏でる

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【メディアブロックチェア】
ブロックの凸と凹の面を組み合わせると、凸の面から凹の面へ情報を伝え、凹の面のブロックが色を変える。たとえば赤のブロックと青のブロックを組み合わせると紫になる。このように身体を動かしながら、色の変化の仕組みも体感できる

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【小人が住まうテーブル】
小人たちがテーブルの中を走り回わっているが、テーブルの上に手を置いたり物を置いたりすると小人が飛び乗ってくる。テーブルの上に置く物の形や色で、小人のアクションは変わり、たくさんの物を置くことで、世界がどんどん創られ、小人たちは大喜びで遊びはじめる

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【お絵かき水族館】
自分の描いた魚が、目の前の巨大な水族館で泳ぎ出す。描いた魚に触ることもでき、触られると魚はいっせいに逃げ出します。エサ袋に触ることによって、魚にエサをあげることもできる

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【天才ケンケンパ】
○△□にうまく乗れると音が出て、床も美しくなる。同じ形や色など、関連性のある○△□に連続して飛び乗るとさらに美しくなる。□同士だと□のエフェクトが溢れるなど、子どもたちは身体を動かしながら遊べるほか、上級者は遊びながら瞬時に、空間を抽象化し関連性を見つけ出す訓練になる

子供たち大喜び!日本科学未来館を走り回って、はしゃいで、触ってアートを楽しむ!企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」開催!

【3D お絵かきタウン】
クルマやビル、UFOや宇宙船など、みんなの描いた絵が3Dとなり、宇宙のまちをつくる。どんな絵を描くかによってまちは変化する。また車に触るとスピードが変わったりする

OFUSEで支援する

記事が役に立ったという方はご支援くださいますと幸いです。上のボタンからOFUSE経由で寄付が可能です。コンテンツ充実のために活用させていただきます。

関連記事

イベントカレンダー

プレゼント

  1. MM1_main-Vi_0918_ol

    プレゼント!映画「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」MOLMAX サコッシュ プレゼント!

    子供から大人までを魅了し世界的にモルカーブームを巻き起こした<モルカー>の新作映画『PUI PUI …
  2. 20241227_event_ultraexpo_00

    プレゼント!「ウルトラヒーローズEXPO 2025 ニューイヤーフェスティバル IN 東京ドームシティ」チケットプレゼント!

    年末年始恒例のウルトラマンシリーズの人気イベント「ウルトラヒーローズEXPO 2025 ニューイヤー…

注目イベント

  1. 20241227_event_ultraexpo_00

    2024年12月27日(金)~2025年1月6日(月)東京ドームシティ プリズムホールで開催!

    「ウルトラヒーローズEXPO 2025 ニューイヤーフェスティバル IN 東京ドームシティ」チケットプレゼント!
    年末年始恒例のウルトラマンシリーズの人気イベント「ウルトラヒーローズEXPO 2025 ニューイヤー…
  2. 20250125_event_egypt_00

    2025年1月25日(土)~4月6日(日)森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)で開催! ブルックリン博物館所蔵

    特別展 古代エジプト
    ブルックリン博物館が誇る古代エジプトコレクションから、選りすぐりの名品群が集結する展覧会「ブルックリ…
  3. 20241213_event_tutankhamen_01

    2024年12月13日(金)〜2025年12月25日(木)ツタンカーメン・ミュージアム(神奈川県横浜市)で開催!

    ミステリー・オブ・ツタンカーメン~体感型古代エジプト展~
    美術館や博物館を超えるイマーシブ空間でツタンカーメンのミステリーに迫る体感型展覧会「ミステリー・オブ…
  4. 20241220_movie_nintama_00

    2024年12月20日(金)より全国公開!「忍たま乱太郎」史上、最強。激闘と絆の物語が、ついに劇場へ!

    劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師
    幅広い世代に愛され続けている「忍たま乱太郎」。ファンの間で高い人気を誇る「小説 落第忍者乱太郎 ドク…
  5. 20250311_event_dokomiru_00

    2025年3月11日(火)〜6月8日(日)国立西洋美術館(東京・上野)で開催!

    西洋絵画、どこから見るか?—ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館
    “比べて見る”ことで西洋絵画のおもしろさを体感できる、初めての美術鑑賞にもピッタリの展覧会「西洋絵画…

おすすめスポット

  1. 20220401_spot_sacredforest_01

    2022年4月1日(金)からGalaxy Harajukuで開催!

    Galaxy & チームラボ:捕まえて集める神秘の森
    スマートフォンで絶滅動物や絶滅の危機にある動物を探し、捕まえて図鑑をつくることで生き物への興味を広げ…
  2. 20211203_report_MORIUM_00

    2022年1月12日(水)森永製菓 鶴見工場内にオープン!

    森永エンゼルミュージアムMORIUM(モリウム)
    子どもが大好きなお菓子「チョコボール」や「ハイチュウ」の森永製菓は2022年1月12日(水)、横浜の…
  3. 20220427_event_moomin_01

    2022年4月27日(水)~7月3日(日)ムーミンバレーパークで開催!

    ムーミン谷とアンブレラ
    日本最大級約1,200本の傘が広がる「ムーミン谷とアンブレラ」が2022年4月27日(水)~7月3日…
  4. 20190316_spot_moomin_00

    2019年3月16日(土)に埼玉県宮沢湖畔にオープン!

    ムーミンバレーパーク
    ムーミンの物語をテーマとした施設「ムーミンバレーパーク」が、2019年3月16日(土)、埼玉県宮沢湖…
  5. 201610_facilities_cupnoodles_museum_01

    20世紀の大発明! インスタントラーメンの体験型ミュージアム

    カップヌードルミュージアム(安藤百福発明記念館)
    子供たちに発明・発見の大切さを伝えたいという、日清食品創業者でインスタントラーメン発明者・安藤百福氏…

アーカイブ

ページ上部へ戻る