プログラミングのスキルとともに
子どもたちの未来の可能性を拡げる
やる気スイッチの「プログラミング教育 HALLO(ハロー)」は、⼈⼯知能(AI)技術の研究開発で⽇本を代表する企業、株式会社Preferred Networksが開発したプログラミング教材『Playgram™(プレイグラム)』と、やる気スイッチグループならではの「やる気スイッチ」の⼊る指導メソッドを組み合わせた新しいプログラミング教室です。
小学生をメインに年長生~中学生までを対象に、一人ひとりにあわせて楽しみながらプログラミングの技術や才能を伸ばすだけでなく、問題解決⼒や思考⼒といった、子どもたちがこれからを生きるために必要とされるスキルを育み、未来の可能性を拡げることをめざしています。
今回拝見したのは、江東区にある複合施設・有明ガーデン内にある、やる気スイッチグループの英語で預かる学童保育「Kids Duo 有明ガーデン」で行われていた「HALLO」のレッスン。明るい教室内は英語学童教室「Kids Duo(キッズ デュオ)」との併設で、子どもたちの楽しそうな声が英語と日本語が混ざりあって聞こえてきます。
【インタビュー】子どもの “やる気” を出すには? 株式会社やる気スイッチグループ「やる気の科学研究所」庭野所長インタビュー!
「HALLO」の教室には小学1年生〜3年生くらいまでの子どもたちが約10人、講師の方が3名。この日は子どもたちそれぞれが4週にわたってつくったプログラムを発表する日でした。
「HALLO」では4週間を1タームとして、1〜2週目はロールプレイング形式の冒険を通して自然とプログラミングの基礎知識を身に付け、3週目はその知識を使って自分だけのオリジナル作品を創作し、最後の4週目にみんなの前で発表します。
どんな作品をつくるかは子どもたちの自由。なかなか決まらないときは講師と参考になるプログラムを見ながら相談して決めていきます。今の子どもたちは身近にあるゲームを参考に、ストーリーを考え、世界を構築し、その中をキャラクターが動くというロールプレイングゲームのようなものをつくることが多いようです。
教室では一人ひとりが前に出て、大きなモニターに作品を映しながらストーリーやポイント、工夫したところを発表。さらに講師が質問をすることで、その作品の魅力がみんなにわかるよう引き出していました。
子どもたちのレベルはまちまちで、それぞれが異なる作品をつくっているため、教室ではみんなで同じ目標に向けて進むというより、子どもたち一人ひとりが自分のレベルにあわせた目標に向けてプログラミングに取り組んでいました。そして、わからないことがあると講師に質問や相談をしてクリアしていきます。
また、つくった作品はPlaygram内でシェアすることで、誰もがプログラム内容を見られるようになっているので、他の生徒の作品から良いところを学んで自らの作品の参考にしたり、気に入った作品には「いいね」を付けることもでき、「いいね」は子どもたちの励みにもなっていました。
「HALLO」では講師に教えてもらっているというよりも、プログラミングが好きな子どもたちが集まって、友だちと一緒に楽しみながらも、それぞれが目標に向けて自発的に取り組んでいるうちにプログラミングを身に付けているという雰囲気でした。わからないときは講師に相談し、ヒントをもらってまた続ける。講師はそれぞれの生徒の進行に合わせて声をかけたり、クリアできたことを褒めたりしながら伴走するコーチングスタイルで、生徒は自らの目標に向けて考え、それをクリアし、いくつもの「できた!」を実感していました。
試行錯誤する楽しさ、お友だちの作品も参考に
説明がうまくなり、集中力が付いた
レッスンが終わってお話をお伺いしたのは、2021年4月から週に1回「HALLO」に通っているという小学1年生のかりんちゃんとお母さん。
Kids Duoに通っていたところ、隣で行われていた「HALLO」を見て興味を持ち体験、プログラミングの楽しさに目覚めて通いはじめたそうです。
かりんちゃんがこの日発表したのは「ハロウィン」というタイトルの作品。かぼちゃやカップケーキ、マカロン、ガイコツのキャンドルなどをつくり、その世界をキャラクターが動きます。
「キャラクターにプログラムを入れると、思った通りに動くところがおもしろい」と、かりんちゃん。しかし「まっすぐに歩いているときには止まれないから難しい」と、できないことや課題を、自分で考えてクリアすることも楽しいという。
「お兄さん、お姉さんの作品を見て、すごい! って思った。他の人がつくったプログラムを(Playgram内で)見られるようになっているので、それを見て “いいね” して、勉強しています」。かりんちゃんの作品にも9個の “いいね” をもらって嬉しかったそうだ。
保育園に通っていたとき、工作で廃材を使ったタワーをつくり「建築家になれるんじゃない」と先生に褒められたことがきっかけで、「夢は建築家になること!」とかりんちゃん。「プログラミングでつくった建物を実際に設計して建ててみたい。ホテル、お城、自分のお家もつくりたい! 大きくなったら、そういうお仕事をしたいと思っています」
「小学校で英語とプログラミングの授業が始まったので、プログラミングにも興味はありました。ただ、低学年のうちから教室に通っていいのかなとも思いましたが、体験したら楽しくなっちゃったみたいで」と、お母さん。プログラミングを学ぶことで、論理的な考え方も身に付くといいなと思ったそうです。
そこで「HALLO」に通う前と今、かりんちゃんにどのような変化があったかを尋ねると「説明の仕方が変わりました!」と即答。結論から話しはじめて、「なぜなら〜」と説明するようになり「大人みたいな話し方なので、お友だちとの会話は大丈夫かなと思いますが‥‥」と苦笑。しかし説明の仕方が上手になったことで、親子間のコミュニケーションも円滑になっているようです。
また自宅でも「ずーっとプログラミングをやってる」というかりんちゃん。「ものすごく集中していて、横でテレビを点けると『消して!』と言われます(笑)。集中力は付いたかなと感じています」とお母さん。
「プログラミング教育 HALLO(ハロー)」での学びは、プログラミングのスキルだけでなく、考え方や集中力にも良い影響をもたらしているようです。すでに建築家という目標もあり、将来が楽しみです。
「私が子どもの頃は、プログラミングをするのはゲームをつくるクリエイターとか、そういう人だけというイメージでしたが、この子たちが大人になる頃は、みんなが普通にプログラミングができて、仕事などに活用しているのかなと思っています。いきなり学校で勉強としてプログラミングをはじめるのではなく、今のように楽しみながら身に付けて、目標としている建築の仕事に役立てられるといいなと思っています」
「今日は家に帰って何するの?」とたずねると、笑顔で「プログラミング!」という答え。“好き” が何よりも “やる気” と “継続” をもたらし、目標へと近づけてくれる。やる気メソッドを取り入れた「プログラミング教育 HALLO(ハロー)」は、子どもたちの未来の可能性を広げ、目標へと導いてくれる場になっているようでした。
2021年11月現在、「HALLO」は全国に500以上の教室があり、教室でも自宅でも受けられる無料体験授業も実施中。プログラミングに興味がある方は、ぜひ体験してみてください。
プログラミング教育 HALLO powered by Playgram x やる気スイッチ
1人1台ずつタブレットPC(iPad)を使い、オリジナルキャラクターを用いた3Dのビジュアルプログラミングから始め、PCのタイピング練習も盛り込みながら実用性のあるテキストコーディングまでのプログラミングを、主体的に楽しく学ぶことができます。
・公式サイト:https://www.yarukiswitch.jp/pg/
・お問い合わせ:0120-74-1915(受付時間 10:00〜18:00 日・祝を除く)
プログラミング教育の必修化 ※1
プログラミングは2020年度から小学校、2021年度から中学校で必修化されました。また文部科学省が2022年度から高校の新たな必修科目「情報1」にプログラミングが含まれると発表、さらに大学入学共通テストでは2025年から出題科目に「情報(プログラミングなど)」が追加される予定です。プログラミング科目は、情報化社会でものごとを論理的に考え、創造力を働かせながら問題解決をしていく能力を養うための教育として、注目が集まっています。
記事が役に立ったという方はご支援くださいますと幸いです。上のボタンからOFUSE経由で寄付が可能です。コンテンツ充実のために活用させていただきます。