東京の自由研究になる施設15選【2026年版】|見学がそのまま宿題になる完全ガイド

気づけば夏休みも後半に入り、自由研究だけが手つかずのまま残っています。
毎年この時期に同じ焦りがやってくる、というご家庭は少なくありません。
とりあえず施設を検索して出かけても、楽しかったねで終わり、模造紙が白いまま残ることもよくあります。

施設に行っただけでは自由研究になりません。
見学は答えをもらう行為だからです。
自由研究に必要なのは、子ども自身が持ち帰った問いのほうです。

この記事では都内の15施設を紹介しながら、行く前、当日、帰ってからの手順をひとつなぎにしました。
ここで挙げる例は、そのまま書き写すためのものではありません。
お子さんが感じたことを書き込む枠として使ってください。
※各施設の内容は変更していることがあります。詳細は公式サイトでご確認ください。

まず確認|15施設 早見表

まずは全体像を眺めてください。
料金と予約の有無が分かれば、今週末に動ける施設が絞り込めます。

※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧ください。

施設名ジャンル料金(大人/小学生)予約学年目安
日本科学未来館科学・実験常設展630円/210円(土曜は18歳以下無料)予約不要中学年〜高学年
科学技術館科学・実験950円/500円予約不要低学年〜高学年
東京都水の科学館科学・実験無料/無料予約不要低学年〜中学年
多摩六都科学館科学・実験520円/210円(展示のみ)当日券のみ低学年〜高学年
国立科学博物館生き物・自然常設展630円/無料予約不要中学年〜高学年
葛西臨海水族園生き物・自然700円/無料予約不要低学年〜中学年
多摩動物公園生き物・自然600円/無料予約不要低学年〜高学年
印刷博物館ものづくり常設展500円/無料体験教室は要予約中学年〜高学年
紙の博物館ものづくり400円/200円紙すきは当日整理券低学年〜中学年
たばこと塩の博物館ものづくり300円/100円学習室は要予約中学年〜高学年
東京都虹の下水道館防災・社会無料/無料お仕事体験は当日先着低学年〜中学年
そなエリア東京防災・社会無料/無料予約不要中学年〜高学年
消防博物館防災・社会無料/無料予約不要低学年〜中学年
江戸東京博物館歴史・くらし800円/無料予約不要中学年〜高学年
東京都水道歴史館歴史・くらし無料/無料予約不要中学年〜高学年

この記事で紹介する夏休みの特別イベントは、2026年8月10日(月)時点の情報です。
事前予約制の場合があります。
参加を予定される場合は、公式サイトで最新の開催状況と申込方法をご確認ください。

行く前に決める3つのこと

同じ施設に行っても、自由研究になる子とならない子がいます。
分かれ目は当日ではなく、家を出る前にあります。

行く前に「知りたいこと」を1つだけ決める

出発前に、お子さん自身に「これが知りたい」を1つだけ言葉にしてもらってください。
子どもの口から出た言葉のまま、紙に書いておきます。

問いのない見学は展示を順に眺めるだけで終わりますが、問いがあると子どもは自分から立ち止まります。

思いつかないときは、公式サイトを一緒に開いて展示の写真を眺めてください。
気になった写真を指さした瞬間が、問いの種になります。

学年で問いの深さを変える

文部科学省の「小学校学習指導要領(平成29年告示)」では、理科は第3学年から始まり、第1学年と第2学年は生活科が担う形になっています。
学年ごとの重点は、問いの深さを決める手がかりになります。

低学年は、見て感じたことをそのまま記録します。
中学年に向くのは、2つのものを並べて比べる形です。
高学年なら、行く前に予想を立てて現地で確かめる流れが作れます。

この段階分けは編集部の整理であって、決まりではありません。

持ち物はメモ帳とクリアファイル

写真は証拠であって、研究ではありません。
自分の言葉で書いたメモが研究になります。
小さめのメモ帳と鉛筆を、お子さん本人に持たせてください。

もう1つ用意したいのがクリアファイルです。
ワークシートやパンフレット、体験でつくった紙を折らずに持ち帰れると、帰宅後の作業が楽になります。

猛暑日の移動と館内での熱中症対策

夏の自由研究は、施設に着くまでが山場になります。
移動でへとへとになると、館内では座って休むだけで終わってしまいます。

まず、出発時刻を朝いちばんにずらしてください。
気温が上がりきる前に館内へ入れますし、開館直後は展示の前でメモを取る余裕も生まれます。
駅から近い施設を優先するのも有効です。
各施設に最寄り駅と徒歩の目安を書いているので、移動のしんどさを事前に見積もってください。

展示に集中していると、子どもは自分から水を飲みません。
1時間に1回は休憩スペースに戻ると決めて、親から声をかけてください。
屋外展示は15分だけ見て戻ると決めておくと、熱中症のリスクを抑えられます。

暑さが厳しい日の施設選びは、関連記事の猛暑日に子どもと涼しく遊べる東京の屋内スポット15選もあわせてご覧ください。

科学・実験の施設

仕組みを手で動かして確かめられる施設です。
実験や観察をテーマにしたい場合の出発点になります。

日本科学未来館

場所:江東区青海2-3-6(ゆりかもめ「テレコムセンター駅」徒歩約4分、「東京国際クルーズターミナル駅」徒歩約5分)

料金:常設展 大人630円/18歳以下210円(毎週土曜は常設展のみ18歳以下無料)/未就学児無料。特別展とドームシアターは別料金(公式サイトで確認)

開館時間:10:00〜17:00(入館16:30まで)

休館日:火曜。ただし2026年8月は火曜も開館し、休館日がありません

予約:予約不要

見学の目安:約3時間

学年目安:中学年〜高学年

公式サイト:日本科学未来館

ロボットや宇宙、生命科学といった先端のテーマを、体験を通して扱う科学館です。
展示の多くが「操作すると何かが起きる」形なので、見るだけでは終わりません。

なお、2026年10月1日(木)から2027年4月22日(木)まで施設整備工事のため全館休館します。
再開は2027年4月23日(金)の予定なので、秋以降の計画には使えません。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:ロボットの展示を2つ選び、「どう動いたか」「人と似ているところ」「違うところ」の3行を書き留めます。
  • まとめ方の例:解説を読み上げる役を親が引き受け、お子さんの感想をその言葉のまま書き取ります。

科学技術館

場所:千代田区北の丸公園2-1(東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口 徒歩約7分)

料金:大人950円/中高生600円/子ども(4歳以上)500円/3歳以下無料

開館時間:9:30〜16:50(入館16:00まで)

休館日:水曜。ただし2026年8月は休館日がありません

予約:予約不要

見学の目安:約3時間

学年目安:低学年〜高学年

公式サイト:科学技術館

5階建ての館内に、触って動かせる体験型の展示が並びます。
力、光、音といった身近な現象を扱う展示が多く、実験系のテーマと相性のよい施設です。

通常は水曜が休館ですが、2026年8月は休まず開いています。
9月以降は水曜休館に戻るため、出発前に公式サイトで開館状況をご確認ください。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:同じフロアの体験展示から2つを選び、「何をしたら」「何が起きたか」を対にして書きます。
  • まとめ方の例:体験に何秒かかったかを親が測り、回数と結果を表の形で残します。

東京都水の科学館

場所:江東区有明3-1-8(ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」徒歩約10分)

料金:無料

開館時間:9:30〜17:00(入館16:30まで)

休館日:月曜(休日の場合は翌日)

予約:予約不要

見学の目安:約2時間

学年目安:低学年〜中学年

公式サイト:東京都水の科学館

水がどこから来て、どこへ行くのかを扱う入館無料の施設です。
蛇口をひねれば出てくる水が、長い道のりを経ていると分かる構成になっています。
「水道の水はどこから来るのか」という一本のテーマで、最後まで通しやすい施設です。
見学は2時間ほどなので、午前中だけで回りきれます。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:水が家に届くまでの順番を、展示を見ながら矢印でつないだ図として書き取ります。
  • まとめ方の例:帰宅後に自宅の蛇口を一緒に開けて、見学した順番のどこにつながるかをお子さんに説明してもらい、その説明を親が書き取ります。

多摩六都科学館

場所:西東京市芝久保町5-10-64(西武新宿線「花小金井駅」北口からコミュニティバス「はなバス」第4北ルート約6分、「多摩六都科学館」下車)

料金:展示のみ 大人520円/子ども(4歳〜高校生)210円 ※展示+プラネタリウム1本は大人1,040円/子ども420円

開館時間:9:30〜17:00(発券16:00まで)

休館日:月曜(祝日・振替休日の場合は翌日)、祝日の翌日、機器整備による臨時休館。夏休み期間中は公式サイトで確認

予約:チケットは当日券のみ(事前予約は不可)

見学の目安:約3時間

学年目安:低学年〜高学年

公式サイト:多摩六都科学館

5つの体験展示室と、世界最大級のプラネタリウムを備える科学館です。
テーマごとに部屋が分かれているため、興味の方向を決めやすい構成になっています。
星や宇宙をテーマにしたい子なら、プラネタリウムまで含めて1日を使えます。

チケットは当日券のみで、事前の予約は受け付けていません。
プラネタリウムまで見るなら、午前中の入館だと選べる回が増えます。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:展示室を2つ選び、「どちらが面白かったか」ではなく「どこが違ったか」を3つ書き出します。
  • まとめ方の例:プラネタリウムを見た日は、帰宅後の夜に空を見上げて、見つけられた星を親子で数えて記録します。

生き物・自然の施設

観察が中心になる施設です。
生き物は動くので、記録の量が自然と増えます。

国立科学博物館

場所:台東区上野公園7-20(JR「上野駅」公園口 徒歩5分)

料金:常設展 大人・大学生630円/高校生以下・18歳未満無料/65歳以上無料。特別展は別料金(公式サイトで確認)

開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30) ※2026年8月9日(日)〜8月15日(土)は9:00〜18:00(最終入館17:30)

休館日:月曜(祝日の場合は翌日)。8月は休館日がありません

予約:常設展は予約不要

見学の目安:約3時間

学年目安:中学年〜高学年

公式サイト:国立科学博物館

恐竜の全身骨格から日本列島の生き物まで、標本の量が豊富な博物館です。
高校生以下は無料なので、家族で行っても入館料の負担は大人のぶんだけになります。
生き物の体のつくりを比べるテーマなら、材料に困りません。

展示量が多いので、最初から1フロアに絞ってください。
2026年8月9日(日)から15日(土)までは閉館が18:00と遅めなので、暑さがやわらぐ夕方を使う選び方もできます。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:骨格標本を2つ選び、足の骨の数、頭の大きさ、歯の形という同じ3項目で記録します。
  • まとめ方の例:比べた2つを左右に並べた表を親が用意し、お子さんが気づいた違いを書き込んでもらいます。

葛西臨海水族園

場所:江戸川区臨海町6-2-3(JR京葉線「葛西臨海公園駅」徒歩5分)

料金:大人700円/中学生250円(都内在住・在学は無料)/小学生以下無料

開館時間:9:30〜17:00(入園16:00まで)

休園日:水曜(祝日の場合は翌日)。夏休み期間中は水曜でも開園する日があるため公式サイトで確認

予約:予約不要

見学の目安:約2時間30分

学年目安:低学年〜中学年

公式サイト:葛西臨海水族園

小学生以下が無料で入れる、江戸川区の水族園です。
水槽ごとに違う海の環境が再現されているため、同じ魚でも住む場所によって形が変わると気づけます。
泳ぎ方や体の形を観察するテーマは、低学年でも記録を取りやすい題材です。

魚は動き続けます。
1つの水槽の前に5分だけ立ち止まると決めて観察するほうが、書ける中身は増えます。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:水槽を2つ選び、それぞれ5分間ずつ観察して「見たもの」「気づいたこと」「不思議に思ったこと」の3行を書きます。
  • まとめ方の例:観察した5分間の様子を親が動画に残し、帰宅後に見返しながらお子さんの言葉を書き取ります。

多摩動物公園

場所:日野市程久保7-1-1(京王線・多摩都市モノレール「多摩動物公園駅」徒歩1分)

料金:大人600円/中学生200円(都内在住・在学は無料)/小学生以下無料

開館時間:9:30〜17:00(入園16:00まで)。夏休み期間中は開園時間を延長する日があるため公式サイトで確認

休園日:水曜(祝日の場合は翌日)

予約:予約不要

見学の目安:約4時間

学年目安:低学年〜高学年

公式サイト:多摩動物公園

昆虫園本館と生態園があり、チョウが飛ぶ大温室の中で観察ができます。
昆虫は自由研究の定番テーマですが、夏の屋外で虫を探すのは体力を使います。
ここなら決まった場所にチョウが集まっているため、探す時間を観察に回せます。

サマーナイト@Tama Zoo 2026は2026年8月8日(土)・9日(日)・13日(木)・14日(金)・15日(土)・22日(土)の6日間で、いずれも20:00まで開園します(入園は19:00まで)。
追加料金はかかりません。
昼と夜で動物の様子がどう変わるかを見るテーマなら、この日程を選ぶ意味が出てきます。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:大温室でチョウが止まった場所を10回ぶん記録し、花の上、葉の上、地面のどれだったかを数えます。
  • まとめ方の例:数えた10回の内訳を親が正の字で書き取り、帰宅後にお子さんが棒グラフに描き直します。

ものづくりの施設

その日つくったものを持ち帰れる施設です。
現物が手元に残るため、模造紙に貼るだけで研究の見た目が整います。

印刷博物館

場所:文京区水道1-3-3 TOPPAN小石川ビル(東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」4番出口 徒歩約8分)

料金:常設展 一般500円/学生200円/高校生100円/中学生以下無料。企画展の開催時には入場料が変更になります(公式サイトで確認)

開館時間:10:00〜18:00(入館17:30まで)

休館日:月曜(祝日の場合は翌日)

予約:常設展は予約不要(印刷工房の活版印刷体験は定員6名/夏休み体験教室はWEB予約制)

見学の目安:約2時間30分

学年目安:中学年〜高学年

公式サイト:印刷博物館

文字がどうやって紙に写されてきたのかを、実物を見ながらたどれる博物館です。
印刷という言葉が身近でない子ほど、活字を手に取ったときの驚きが大きくなります。

常設の印刷工房イベントは入館料に含まれます。
活版印刷体験は水曜と木曜の14:00から、土日祝は15:00からで、定員は6名です。
火曜は休館日にあたります。
夏休み体験教室として、2026年8月13日(木)・14日(金)に「中綴じ製本体験」と「硬券印刷体験」を実施します。
各回20名のWEB予約制で、参加費は入館料のみです。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:活字を使った印刷と今のプリンターを比べて、「速さ」「文字の形」「手間」の3項目で違いを書き出します。
  • 持ち帰れる素材:印刷した紙や製本した冊子を持ち帰れます。
  • まとめ方の例:持ち帰った現物を親が台紙に貼り、その横にお子さんが手順を順に書き込みます。

紙の博物館

場所:北区王子1-1-3 飛鳥山公園内(JR京浜東北線「王子駅」南口 徒歩約5分、都電荒川線「飛鳥山停留場」徒歩約3分)

料金:大人400円/小中高生200円

開館時間:10:00〜17:00(入館16:30まで)

休館日:月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)

予約:紙すき教室は当日整理券制(予約は受け付けていません)

見学の目安:約2時間

学年目安:低学年〜中学年

公式サイト:紙の博物館

紙という身近な素材を専門に扱う博物館です。
毎週土曜と日曜の13:00から14:00まで紙すき教室があり、はがきかしおりをつくって持ち帰れます。
原料は牛乳パックです。
リサイクルの研究に結びつけやすい題材といえます。

参加には当日の整理券が必要です。
12:50から13:55まで、1階イベントホール入口で配布されます。
1人あたり10分ほどの体験を、整理券の順番で行う形です。
参加費は無料ですが、入館料は別途かかります。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:紙すきの工程を、材料を入れる、すく、乾かすというように区切って番号をつけて書きます。
  • 持ち帰れる素材:自分ですいたはがきかしおりを持ち帰れます。
  • まとめ方の例:牛乳パックが紙になるまでを親が写真に残し、帰宅後にお子さんが番号順に並べて説明を書き足します。

たばこと塩の博物館

場所:墨田区横川1-16-3(都営浅草線「本所吾妻橋駅」徒歩約10分、東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」徒歩約10分)

料金:大人・大学生300円/小中高生100円

開館時間:10:00〜17:00(入館16:30まで)

休館日:月曜(祝日・振替休日の場合は直後の平日)

予約:夏休み「塩の学習室」はWEB事前予約制

見学の目安:約2時間30分

学年目安:中学年〜高学年

公式サイト:たばこと塩の博物館

館名に「たばこ」と入っていますが、自由研究に使えるのは塩の側です。
海水から塩を取り出してきた製塩の歴史や、塩の結晶の形を扱う展示があります。

第47回夏休み「塩の学習室」を、2026年8月23日(日)まで実施しています(8月17日は休館)。
対象は小学3年生から中学3年生なので、低学年のお子さんは参加できません。
塩の実験ショー(1日3回、定員20名、約50分)と、備長炭電池づくりや塩の結晶づくりの体験コーナー(1日各2回、定員10名、約30分)があり、WEB事前予約制で参加費は入館料のみです。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:昔の製塩と今の取り出し方を、「使う道具」「かかる時間」「人の手の入り方」で並べて書き取ります。
  • 持ち帰れる素材:体験コーナーでつくった塩の結晶や備長炭電池を持ち帰れます。
  • まとめ方の例:家でも食塩水を皿に入れて置いておき、何日目にどう変わったかを親が日付つきで記録します。

防災・社会のしくみの施設

暮らしを支える仕組みを扱う施設です。
3施設とも入館無料で、当日そのまま行けます。

東京都虹の下水道館

場所:江東区有明2-3-5 有明水再生センター5階(ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」徒歩8分、りんかい線「国際展示場駅」徒歩12分)

料金:無料

開館時間:9:30〜16:30(入館16:00まで)

休館日:月曜(祝日の場合は翌日)。夏休み期間は無休です

予約:個人は予約不要(お仕事体験は当日9:30からインフォメーションで先着受付)

見学の目安:約2時間

学年目安:低学年〜中学年

公式サイト:東京都虹の下水道館

使った水がどこへ流れていくのかを扱う、入館無料の施設です。
下水道は普段まったく目に入らないぶん、仕組みを知ったときの驚きが大きくなります。

館内展示を見ながら記入するクイズ形式のワークシートを常時用意しています。
土日・祝日・夏休み・冬休み・春休み期間中に行われる小中学生向けの「お仕事体験」は、当日9:30からの先着受付で、定員はプログラムにより3名から6名です。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:ワークシートの答えを探す途中で気になった展示に印をつけ、その理由を1行ずつ書き足します。
  • 持ち帰れる素材:記入済みのワークシートと、完成時にもらえる記念品を持ち帰れます。
  • まとめ方の例:ワークシートを模造紙にそのまま貼り、余白にお子さんが言ったままの言葉で感想を書き取ります。

そなエリア東京

場所:江東区有明3-8-35(ゆりかもめ「有明駅」徒歩2分、りんかい線「国際展示場駅」徒歩4分)

料金:無料

開館時間:9:30〜17:00(入場16:30まで)

休館日:月曜、第2火曜(祝日の場合は翌日)

予約:個人・家族は予約不要

見学の目安:約1時間30分

学年目安:中学年〜高学年

公式サイト:そなエリア東京

地震が起きたあとの72時間をどう生き抜くかを体験する「東京直下72hTOUR」がある施設です。
所要は30分から40分で、まとまりがよく記録も取りやすい長さです。
防災をテーマにすると、帰ってからの調べ物が自分の家の話になるため、研究が続きやすくなります。

体験そのものは短めです。
前後に何を見るかを決めておくと、1日の予定が締まります。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:体験中に「困ったこと」と「あって助かったもの」を、思い出せる範囲で3つずつ書き留めます。
  • まとめ方の例:帰宅後に自宅の備蓄を親子で並べて、体験で挙がったものが家にあるかを親が一覧にして確認します。

消防博物館(東京消防庁消防防災資料センター)

場所:新宿区四谷3-10(東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」2番出口直結)

料金:無料

開館時間:9:30〜17:00(最終入館16:30)

休館日:月曜(祝日の場合は開館し、直後の平日が休館)

予約:予約不要

見学の目安:約2時間

学年目安:低学年〜中学年

公式サイト:消防博物館

駅の出口から直結しているため、外を歩かずに入れる無料の施設です。
消防のしくみや道具の移り変わりを扱っていて、昔と今を比べる研究に向いています。

5階の屋外テラスには、昭和57年まで現役で活躍した消防ヘリコプターが展示されています。
ただし雨天、強風、雷のほか、熱中症警戒アラートが発表されたときは屋外展示を閉鎖します。
夏はテラスが閉まる可能性があるため、そこだけを目当てにしないでください。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:昔の消防道具と今の道具を1組選び、「大きさ」「重さの見た目」「使う人数」の3項目で違いを書きます。
  • まとめ方の例:見学中に撮った写真を親が並べて印刷し、その下にお子さんが古い順に番号を書き込みます。

歴史・くらしの施設

昔の暮らしと今を比べる施設です。
比較そのものが研究の形になるため、テーマが立てやすくなります。

江戸東京博物館

場所:墨田区横網1-4-1(都営大江戸線「両国駅」A3・A4出口 徒歩1分、JR総武線「両国駅」西口 徒歩3分)

料金:一般800円/高校生300円/中学生以下無料/65歳以上400円

開館時間:9:30〜17:30(土曜は19:30まで)。2026年8月14日(金)・21日(金)・28日(金)は21:00まで。入館は閉館の30分前まで

休館日:月曜(祝日・振替休日の場合は翌日)

予約:予約不要

見学の目安:約3時間

学年目安:中学年〜高学年

公式サイト:江戸東京博物館

約4年の大規模改修を経て、2026年3月31日(火)にリニューアル開館しました。
江戸から東京へと移り変わる暮らしを、実物大の復元展示で見られる博物館です。

2026年8月14日(金)・21日(金)・28日(金)は21:00まで開いているため、日中の暑い時間を避けた行き方も選べます。
展示が広いので、江戸か東京のどちらかに絞って見ると記録がまとまります。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:昔の家の展示から「明かり」「水」「料理する場所」の3つを選び、今の自分の家と違うところを書き取ります。
  • まとめ方の例:帰宅後に自宅の同じ3か所を親が写真に撮り、展示の記録と並べてお子さんが違いを書き込みます。

東京都水道歴史館

場所:文京区本郷2-7-1(東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目駅」徒歩約8分、JR「御茶ノ水駅」徒歩約8分)

料金:無料

開館時間:9:30〜17:00(入館16:30まで)

休館日:毎月第4月曜(祝日の場合は翌日)

予約:予約不要

見学の目安:約1時間30分

学年目安:中学年〜高学年

公式サイト:東京都水道歴史館

江戸時代から現代までの東京の水道の歴史を、約400年ぶんたどれる無料の施設です。
テーマが水道の一本に絞られているため、見学の途中で迷いにくい構成です。

シャボン玉ワークショップを2026年8月20日(木)に実施します(無料、当日先着)。
「水道歴史館の縁日」は2026年8月22日(土)と23日(日)に実施します(無料、予約不要)。

自由研究への落とし込み方

  • 見学のポイント:江戸時代の水の運び方と今の水道を、「どこから」「どうやって」「どれくらいかかるか」で書き分けます。
  • まとめ方の例:年表の形を親が線で引いて用意し、お子さんが見学で覚えた出来事を古い順に書き込みます。

1日で形にするモデルコース

1日で見学から下書きまで進めたい場合の組み立て方を、2つ挙げます。

コースA 有明の無料3施設めぐり

東京都水の科学館から始めて、東京都虹の下水道館、そなエリア東京の順に回ります。
3施設とも入館は無料です。
使う水がどこから来て、どこへ流れ、災害のときにどうなるのかを1日で追えます。

同じ有明エリアにあるので、移動の負担が小さく済みます。
3施設すべてを回るのが大変な場合は、2施設に減らしても研究として成立します。

コースB 上野から本郷へ

国立科学博物館で午前を過ごし、午後に東京都水道歴史館へ向かいます。
国立科学博物館は高校生以下が無料、東京都水道歴史館は全年齢が無料です。
入館料がかかるのは、同行する大人のぶんだけになります。

午前で刺激を受けて午後にテーマを1つへ絞る流れにすると、帰りの電車の中でテーマの候補が言葉になります。

帰ったその日にやるまとめ方6ステップ

見学した日の夜に、30分だけ机に向かう時間を取ってください。
記憶が新しいうちに書いたメモは翌週でも意味が通りますが、数日空けると自分のメモが読めなくなります。

やることは6つです。

  1. テーマ 何について調べたのかを1行で書きます。
  2. 動機と予想 なぜそれを知りたかったのか、行く前に何が起きると思っていたのかを書きます。
  3. 方法 どこへ行き、何を見て、何を測ったのかを順番に並べます。
  4. 結果 見たこと、数えたこと、つくったものを並べます。
  5. 分かったこと 予想と結果がどう違ったのかを書きます。
  6. 次の問い 調べてみて、新しく気になったことを書きます。

この6つのうち、書き写しでは埋まらない唯一の項目が「次の問い」です。
展示の解説にも検索結果にも次の問いは載っておらず、その日その子が実際に見たからこそ浮かんだ疑問だけが、ここに入ります。

書くときは、お子さんが言ったままの言葉で書き取ってください。
大人が言い回しを整えると、整った文章だけが残り、その子の考えが消えます。

親がやるのは、写真を撮る、時間を測る、子どもの言葉を書き取るという3つだけです。

よくある質問

Q1. 今からでも間に合いますか

見学に1日、まとめに30分から1時間あれば形になります。
週末に1施設だけ行き、その日のうちに6ステップを埋めれば2日で終わります。
時間が足りないときは、施設を増やすのではなく見る展示を減らしてください。

Q2. 予約なしで当日行ける施設はどこですか

早見表の「予約」欄が「予約不要」の10施設は、当日そのまま行けます。
多摩六都科学館は事前予約ができず当日券のみなので、着いてから購入します。
体験プログラムだけは扱いが違い、印刷博物館の夏休み体験教室とたばこと塩の博物館の「塩の学習室」はWEB予約制、紙の博物館の紙すき教室は当日整理券制、東京都虹の下水道館の「お仕事体験」は当日先着です。

Q3. 無料で行ける施設はありますか

入館無料は、東京都水の科学館、東京都虹の下水道館、そなエリア東京、消防博物館、東京都水道歴史館の5施設です。
国立科学博物館は高校生以下(18歳未満)、葛西臨海水族園と多摩動物公園は小学生以下、印刷博物館と江戸東京博物館は中学生以下が無料になります。
日本科学未来館は、毎週土曜に限り常設展の18歳以下が無料です。
ただし入館料が無料でも、往復の交通費と昼食代はかかるので、入館料以外の出費も見込んでおくと安心です。

Q4. きょうだいで年齢差があるときは、どう回ればよいですか

同じ施設に行き、書く内容だけを学年で変える方法が現実的です。
下の子は「見たもの」「気づいたこと」「不思議に思ったこと」の3行を展示ごとに書き、上の子は同じ展示について予想と結果を書きます。
体験プログラムに年齢の下限があるときは、事前に対象年齢を確認してください。

Q5. 低学年でも自由研究として成立しますか

成立します。
低学年に求められるのは考察の深さではなく、自分の目で見た記録です。
展示を2つ選んで、絵と短い言葉で残すだけでも中身になります。
写真より本人の描いた絵のほうが伝わることもあります。

Q6. 施設に行かずにできる方法はありますか

あります。
自由研究は施設に行くことだけが正解ではありません。
台所での塩の結晶づくり、家の水道の使用量調べ、近所の同じ場所を毎日同じ時刻に観察する方法など、家と近所だけで完結するテーマがあります。
体調や予定の都合で外出が難しい年もあるので、無理に出かける必要はありません。
この記事の6ステップは、家でやる研究にもそのまま使えます。

まとめ

自由研究がまだ手つかずでも、まだ動けます。
必要なのは特別な施設ではなく、行く前に決めた1つの問いと、その日のうちに書く30分です。

施設は答えをもらう場所ではありません。
問いを持ち帰る場所です。
展示の解説を写しても研究にはなりませんが、それを読んだお子さんが「じゃあこれはどうなんだろう」と言った瞬間に、それは研究になります。

まず1つ選んで週末に出かけ、帰ってきたその日にテーマから次の問いまでの6つを埋めてください。
ここまでやれば、白かった模造紙が埋まっていきます。

※料金・営業時間・イベントの開催内容は変更になる場合があります。お出かけ前に必ず各施設の公式サイトをご確認ください。