秋になると、子どもと一緒にどんぐりを拾いに行きたくなります。
ただ、行き先を決めようとすると意外と迷います。
どんぐりが本当に拾える公園なのか、拾ったものを持ち帰ってよいのか、公式サイトを見てもすぐには分からないことが多いからです。
公園によっては、どんぐりや木の実を含めて採取そのものを禁止しています。
国営公園や庭園、植物園では「落ちているものでも採集はできません」と明記しているところがあり、知らずに持ち帰ってしまうと、意図せずルール違反になってしまいます。
この記事では、東京都内の公園15件を年齢別に整理しました。
それぞれの公園について、公式サイトで確認できたどんぐりのルールをそのまま記載しています。
持ち帰ってよいと公式に確認できたのは、今回調べた範囲では蘆花恒春園の1件だけでした。
それ以外の公園は、公式サイトに可否の明記がなかったため「公園にご確認ください」としています。
採取が禁止されている施設についても、後半の章でまとめて紹介します。
行き先を決めるときの参考にしてください。
なお、どんぐりが拾える時期は樹種や年によって変わります。
一般には9月下旬から11月ごろとされますが、この記事では公園ごとの断定は避けています。
料金やアクセスは2026年9月29日時点で確認したものです。
変わることがありますので、出かける前に必ず公式サイトでご確認ください。
まず確認|どんぐり公園早見表
15件の公園を、どんぐりのルール、入園料、遊具・広場の有無、駐車場、最寄り駅からの距離で整理しました。
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧ください。
| 公園名 | エリア | 掲載章 | どんぐりのルール | 入園料 | 遊具・広場 | 駐車場 | 最寄り駅 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 白金台どんぐり児童遊園 | 港区 | 0〜2歳 | 明記なし(どんぐりの木は公式に確認) | 無料 | あり(広場・じゃぶじゃぶ池) | 記載なし | 白金台駅 徒歩3分 |
| 篠崎公園 | 江戸川区 | 0〜2歳 | 明記なし(2025年にどんぐりまつり実績) | 無料(一部有料) | あり(児童遊園) | 有料 | 篠崎駅 徒歩16分 |
| 光が丘公園 | 練馬区・板橋区 | 0〜2歳 | 明記なし(どんぐりマップあり) | 無料(一部有料) | あり(芝生広場など) | 有料 | 光が丘駅 徒歩8分 |
| 蘆花恒春園 | 世田谷区 | 3〜5歳 | 持ち帰り可(公式サイトに明記) | 無料 | 庭園中心 | 有料 | 芦花公園駅 徒歩15分 |
| 代々木公園 | 渋谷区 | 3〜5歳 | 明記なし(2025年にどんぐり工作実績) | 無料(一部有料) | あり(芝生広場) | 有料 | 原宿駅 徒歩3分 |
| 水元公園 | 葛飾区 | 3〜5歳 | 明記なし | 無料(一部有料) | あり(滑り台・砦遊具) | 有料 | 金町駅からバス |
| 舎人公園 | 足立区 | 3〜5歳 | 明記なし | 無料(一部有料) | あり | 有料 | 舎人公園駅 |
| 石神井公園 | 練馬区 | 3〜5歳 | 明記なし | 無料(一部有料) | 樹林・池 | 有料 | 石神井公園駅 徒歩7分 |
| 善福寺公園 | 杉並区 | 3〜5歳 | 明記なし | 無料(一部有料) | 池・緑地 | なし | 西荻窪駅からバス |
| 国営昭和記念公園 | 立川市・昭島市 | 小学生 | 持ち帰り不可(公式サイトに明記) | 大人450円 | あり(こどもの森など) | 有料 | 西立川駅 徒歩2分 |
| 城北中央公園 | 板橋区・練馬区 | 小学生 | 明記なし | 無料(一部有料) | あり(こども広場) | 有料(台数少) | 上板橋駅 徒歩15分 |
| 桜ヶ丘公園 | 多摩市 | 小学生 | 明記なし | 無料 | 記載なし | あり | 永山駅からバス |
| 小山田緑地 | 町田市 | 小学生 | 明記なし | 無料 | 記載なし | 記載なし | 多摩センター駅からバス |
| 野山北・六道山公園 | 武蔵村山市・瑞穂町 | 小学生 | 明記なし | 無料 | 里山エリア | 無料 | 立川駅からバス |
| 野川公園 | 三鷹市・調布市・小金井市 | 小学生 | 自然観察園内は採取不可 | 無料 | 記載なし | あり | 新小金井駅 徒歩15分 |
どんぐりの持ち帰りについて公式サイトに明記があったのは、蘆花恒春園(持ち帰り可)、国営昭和記念公園(持ち帰り不可)、野川公園の自然観察園(採取不可)の3件です。
それ以外の公園は、公式サイトに可否の記載がなかったため、行く前に各公園のサービスセンターや公式サイトでご確認ください。
子連れどんぐり拾いの選び方|5つの軸
行き先を決める前に、確認しておきたい5つの軸を渡します。
1. どんぐりを持ち帰ってよいか
東京都建設局の「都立公園Q&A」には、次の記載があります。
> 「公園内で植物採集や昆虫採集をしたい。→ 公園環境の保全の妨げとなる行為や商業用の採集は禁止しております。詳細につきましては、各公園の管理所までご確認ください。」
商業目的の採集がすべての都立公園で禁止されている一方、個人が少量のどんぐりを拾ってよいかどうかは、公園ごとに案内が分かれます。
蘆花恒春園は「園路や広場に落ちている木の実は、拾って持って帰ることができますが、トイレや水飲み場で洗ったり、殻などのゴミを捨てていく行為はご遠慮ください」と公式サイトに明記しています。
一方で国営昭和記念公園は、公式のルールページに「植物を採ったり、生き物をつかまえたりしないでください」と明記していて、どんぐりも持ち帰れません。
この記事で「明記なし」としている公園は、可否そのものが公式サイトに書かれていなかったものです。
本格的に拾うつもりで行くなら、当日サービスセンターに確認するのが確実です。
2. 年齢に合っているか
未舗装の里山エリアがある公園と、舗装された広場が中心の公園では、向いている年齢が変わります。
小山田緑地や野山北・六道山公園は雑木林や起伏のあるエリアを含む里山の公園で、ベビーカーでの移動については公式サイトに明記がありません。
一方、白金台どんぐり児童遊園や篠崎公園は広場が中心で、歩き始めたばかりの子どもでも動きやすい造りです。
3. 無料で楽しめるか
今回調べた15件のうち、入園料がかかるのは国営昭和記念公園だけでした。
そのほかの14件は入園無料です(一部有料施設を含む公園があります)。
4. 駅から近いか、駐車場があるか
白金台どんぐり児童遊園や代々木公園は最寄り駅から徒歩3分と近く、電車での移動がしやすい立地です。
一方、小山田緑地や野山北・六道山公園はバス利用が前提の立地で、車で行くなら駐車場の有無を事前に確認してください。
善福寺公園は公式サイトに「当公園には駐車場はございません」と明記されているので、車で行く予定なら注意が必要です。
5. 秋の自然観察イベントがあるか
どんぐり拾いだけでなく、観察会や工作教室が開かれている公園もあります。
2026年の開催が公式に発表されているものには、記事中で「2026年」と明記しています。
発表がまだのものは、2025年までの実績として紹介しています。
予定は変わることがあるので、参加を考えている場合は公式サイトで最新情報をご確認ください。
5つのうち、まず決めるのは年齢です。
次の章から、0〜2歳、3〜5歳、小学生の順に見ていきます。
【0〜2歳】広場でどんぐりを見つける
0歳から2歳のうちは、どんぐりを拾うこと自体より、広場を歩き回れることの方が大事です。
この年齢では、雑木林の奥まで踏み込む必要はありません。
入り口近くの広場に落ちているどんぐりを見つけるだけでも、十分に楽しい時間になります。
駅から近く、ベビーカーで動きやすい公園を中心に選びました。
白金台どんぐり児童遊園(港区)
開園:常時開放
場所:白金台どんぐり児童遊園(東京都港区白金台五丁目19番1号)/都営三田線・東京メトロ南北線「白金台」駅から徒歩3分
入園料:無料
どんぐり:公式サイトに「開放的な広場や築山があり、どんぐりのなる樹木もたくさん見られます」と記載があります。持ち帰りの可否についての明記はないため、公園にご確認ください
遊具・広場:開放的な広場、築山、健康器具(脇ストレッチ、ぶらさがり、足ツボマッサージ、背伸ばしベンチ)、夏に楽しめる「じゃぶじゃぶ池」
トイレ:あり
駐車場:公式サイトに記載がありません
秋のイベント:2026年10月12日(月)10:00〜12:00に「いきもののすみかを観察してみよう」を開催予定です。対象は小学生(保護者同伴)で、募集は20名程度、応募締め切りは10月4日(日)です
公式サイト:白金台どんぐり児童遊園
公園名にどんぐりが入っているとおり、どんぐりのなる樹木が多く見られると公式サイトが明記しています。
駅から徒歩3分という立地の良さも、小さな子連れには助かります。
秋のイベントは小学生向けの申し込み制なので、0歳から2歳の子は参加できません。
それでも、じゃぶじゃぶ池や広場は年齢を問わず楽しめます。
篠崎公園(江戸川区)
開園:常時開園
場所:篠崎公園(東京都江戸川区上篠崎一・四・八丁目ほか)/都営新宿線「篠崎」駅から徒歩16分、またはJR総武線「小岩」駅から京成バス「浅間神社」下車徒歩4分
入園料:無料(一部有料施設あり)
どんぐり:個人の持ち帰り可否についての明記はありません。秋の見頃の樹木として、公式サイトにクヌギ、コナラ、シラカシ、スダジイ、マテバシイなど、どんぐりのなる樹種が挙げられています
遊具・広場:サービスセンター裏に児童遊園があります
トイレ:公式サイトに記載がありません
駐車場:有料(第一・第二駐車場、普通車1時間300円、以後20分100円、当日24時まで最大1,200円)
秋のイベント:2025年10月19日(日)に「ドングリまつり」が開かれました。参加費100円(リース作りは300円)で、どんぐりを使った工作教室が行われました。2026年の開催は、9月29日時点でまだ発表されていません
公式サイト:篠崎公園
秋の見頃の樹木としてクヌギやコナラなど、どんぐりのなる樹種が複数公式サイトに挙がっています。
広い芝生と草地が特徴の公園なので、ベビーカーでも歩きやすい造りです。
ドングリまつりは例年秋に開かれている行事ですが、2026年の開催時期はまだ分かりません。
気になる方は、公式サイトのお知らせをこまめに確認してください。
光が丘公園(練馬区・板橋区)
開園:常時開園
場所:光が丘公園(東京都練馬区・板橋区)/都営大江戸線「光が丘」駅から徒歩8分、東武東上線・東京メトロ副都心線・有楽町線「地下鉄成増」駅から徒歩15分
入園料:無料(一部有料施設あり)
どんぐり:公式サイトに、どんぐりの木の位置を示す「どんぐりマップ」のPDFが用意されています。持ち帰りの可否についての明記はないため、公園にご確認ください
遊具・広場:バードサンクチュアリ、芝生広場、けやき広場などがあります
トイレ:公式サイトに記載がありません
駐車場:有料・24時間(普通車1時間400円、以後30分200円、12時間最大1,600円)
秋のイベント:2026年10月25日にバードサンクチュアリで野鳥観察会が予定されています
公式サイト:光が丘公園
「どんぐりマップ」という、どんぐりの木の場所をまとめた資料が公式サイトに用意されているのが特徴です。
地図を見ながら木を探す遊び方ができます。
公園自体が広いので、ベビーカーでの移動は芝生広場やけやき広場など、平らな場所を中心に回るのが向いています。
持ち帰りの可否は明記がないため、拾う前にサービスセンターへの確認をおすすめします。
【3〜5歳】自分で見つけて拾う年齢
3歳から5歳になると、どんぐりを自分の目で見つけて、しゃがんで拾う動きができるようになります。
この年齢は歩ける距離も伸びるので、広場だけでなく、林の縁や池の周りまで足を延ばせる公園を中心に選びました。
どんぐりの持ち帰りが公式に確認できている蘆花恒春園も、この章で紹介します。
蘆花恒春園(世田谷区)
開園:公園全体は常時開園。恒春園区域は9:00〜16:30です
場所:蘆花恒春園(東京都世田谷区粕谷)/京王線「芦花公園」駅または「八幡山」駅から徒歩15分、京王線「千歳烏山」駅・小田急線「千歳船橋」駅間の京王バス「芦花恒春園」下車徒歩7分
入園料:無料(集会場は有料)
どんぐり:公式サイトの「公園利用についてのお願い」(2022年に掲載されたお知らせ)に、「ドングリやギンナンなど、園路や広場(立ち入り禁止区域を除く)に落ちている木の実は、拾って持って帰ることができますが、園内のトイレや水飲み場で洗ったり、殻などのゴミを捨てていく行為はご遠慮ください」と明記されています
遊具・広場:徳冨蘆花旧宅、蘆花記念館を含む庭園です
駐車場:有料・24時間・42台(障害者用3台、普通車1時間400円、以後30分200円、12時間最大1,600円)
公式サイト:蘆花恒春園
今回調べた15件のうち、どんぐりを拾って持ち帰ってよいと公式サイトに明記されていたのは、この蘆花恒春園だけでした。
条件は、園路や広場に落ちているものに限ること、立ち入り禁止区域は対象外であること、そして拾ったものを園内のトイレや水飲み場で洗わないことです。
文豪・徳冨蘆花が晩年を過ごした邸宅を含む庭園で、遊具はありませんが、落ち着いた雰囲気の中でどんぐり探しができます。
持ち帰りルールがはっきりしている分、初めてどんぐり拾いに挑戦する子連れには選びやすい公園です。
代々木公園(渋谷区)
開園:常時開園
場所:代々木公園(東京都渋谷区代々木神園町ほか)/JR山手線「原宿」駅、東京メトロ千代田線「代々木公園」駅、千代田線・副都心線「明治神宮前(原宿)」駅から徒歩3分、小田急線「代々木八幡」駅から徒歩6分
入園料:無料(一部有料施設あり)
どんぐり:個人の持ち帰り可否についての明記はありません
遊具・広場:広大な芝生広場があります
駐車場:有料・65台・24時間
秋のイベント:2025年12月7日(日)午後に、日曜日自然教室「どんぐり工作」が開かれました。2026年の開催は公式サイトでご確認ください
公式サイト:代々木公園
原宿駅から徒歩3分という立地の良さが最大の特徴です。
どんぐり拾いのついでに、原宿や渋谷での用事とセットで訪れやすい公園です。
どんぐり工作の自然教室は2025年に開かれた実績があり、毎年何らかの形で続いている可能性があります。
参加を考えている場合は、公式サイトのお知らせを定期的に確認してください。
水元公園(葛飾区)
開園:常時開園
場所:水元公園(東京都葛飾区水元公園)/JR常磐線・東京メトロ千代田線「金町」駅、京成金町線「京成金町」駅から京成バス「水元公園」下車徒歩7分。3月から11月の土日祝は、金町駅発着の公園沿い循環バスがあります
入園料:無料(一部有料施設あり)
どんぐり:個人の持ち帰り可否についての明記はありません
遊具・広場:公式サイトに「滑り台、砦遊具などを備え、幼児でも楽しめます」と記載があります
駐車場:有料・24時間(普通車1時間300円、以後20分100円、12時間最大1,200円)
秋のイベント:2025年12月2日に「樹木をめぐるガイドツアー」が開かれました(定員に達したため受付終了)
公式サイト:水元公園
公式サイトが「幼児でも楽しめます」と紹介する遊具があるので、3歳から5歳の遊び先として向いています。
広い水辺の公園なので、どんぐり探しと水遊びの両方を組み合わせられます。
土日祝は金町駅から循環バスが出ているので、駅から距離のある水元公園でも移動の負担が減ります。
バスの運行期間は3月から11月までなので、行く時期に合わせて確認してください。
舎人公園(足立区)
開園:常時開園
場所:舎人公園(東京都足立区舎人公園)/日暮里・舎人ライナー「舎人公園駅」下車。駅からの徒歩分数は公式サイトに記載がありません
入園料:無料(一部有料施設あり)
どんぐり:個人の持ち帰り可否についての明記はありません
遊具・広場:公式サイトに「スポーツ施設、遊具、様々な広場、池などが整備されています」と記載があります
駐車場:有料・24時間、3か所で計157台(普通車1時間300円、以後20分100円、24時間最大1,200円)
公式サイト:舎人公園
スポーツ施設から遊具、広場、池まで一通りそろっている公園です。
日暮里・舎人ライナーの駅名にもなっているので、初めて訪れる場合も迷いにくい立地です。
どんぐりの採取ルールについては公式サイトに明記がないため、この記事では断定していません。
広場を歩きながら落ちているどんぐりを見つける、という範囲であれば楽しみやすい公園です。
石神井公園(練馬区)
開園:常時開園
場所:石神井公園(東京都練馬区石神井台ほか)/西武池袋線「石神井公園」駅から徒歩7分
入園料:無料(一部有料施設あり)
どんぐり:個人の持ち帰り可否についての明記はありません
遊具・広場:石神井池と三宝寺池を囲む樹林があります。車椅子の貸出(2台)もあります
駐車場:有料・24時間、第一・第二駐車場で計71台(普通車1時間400円、以後30分200円、12時間最大1,600円)
秋のイベント:2025年10月30日に「レトロピクニック 昭和であそぼ!」、11月14日に「バタフライガーデン観察会」が開かれました
公式サイト:石神井公園
駅から徒歩7分という近さと、池を囲む樹林の落ち着いた雰囲気が特徴です。
バタフライガーデン観察会など、季節の自然観察イベントが継続的に開かれている公園でもあります。
3歳から5歳の遊び場を年間で探している方は、東京の4歳・5歳向け遊び場15選【2026年版】もあわせてご覧ください。
善福寺公園(杉並区)
開園:常時開園
場所:善福寺公園(東京都杉並区善福寺)/JR中央線「西荻窪」駅からバス「善福寺」下車徒歩5分、西武新宿線「上石神井」駅からバス「善福寺」下車徒歩5分
入園料:無料(一部有料施設あり)
どんぐり:個人の持ち帰り可否についての明記はありません
遊具・広場:公式サイトに遊具の詳しい記載はありません。車椅子の貸出(1台)があります
駐車場:公式サイトに「当公園には駐車場はございません」と明記されています
公式サイト:善福寺公園
池を中心にした緑地公園で、遊具よりも自然散策に向いた雰囲気です。
駐車場がないと公式に明記されているので、車で行く予定なら近隣のコインパーキングを事前に調べておく必要があります。
バス利用が前提の立地なので、電車とバスを乗り継ぐ移動に慣れている子連れに向いています。
【小学生】足を延ばして自然の中へ
小学生になると、歩ける距離も体力も伸びるので、雑木林や里山を含む広い公園まで行き先を広げられます。
この章では、都心から少し離れた公園や、自然観察のプログラムがある公園を中心に紹介します。
どんぐりが持ち帰れない公園も含まれているので、行く前に確認してください。
国営昭和記念公園(立川市・昭島市)
開園時間:10月は9:30〜17:00です。季節によって閉園時間が変わります
場所:国営昭和記念公園(東京都立川市緑町ほか)/JR青梅線「西立川」駅公園口から徒歩2分(西立川ゲート)、JR中央線「立川」駅北口から徒歩18分(立川ゲート)
入園料:大人(高校生以上)450円、65歳以上210円、中学生以下無料
どんぐり:持ち帰れません。公式のセルフガイドシートに「園内の生きものは採取したり、持ち帰らないようにしましょう」、公式のルールページにも「植物を採ったり、生き物をつかまえたりしないでください」と明記されています
遊具・広場:「こどもの森」などがあります。パークトレインは、車イスやベビーカーを折りたためば利用できます
駐車場:有料(立川口・西立川口・砂川口、普通車900円/日)
秋のイベント:秋の「こもれびの丘 自然観察会」は2026年9月27日(日)に実施済みです。自然観察ツアーは毎週火曜日(11月3日・1月19日を除く)に開かれていて、2026年10月6日から再開予定です。いずれも無料・予約不要です
公式サイト:国営昭和記念公園
立川市と昭島市にまたがる、広い国営公園です。
その一方で、どんぐりを含めて園内の生きものの採取・持ち帰りは公式に禁止されています。
拾って持ち帰る目的では向きませんが、無料・予約不要の自然観察ツアーで、スタッフの案内を聞きながら園内の秋の自然を観察できます。
入園料がかかる点は、この記事で紹介する15件の中で唯一の例外です。
城北中央公園(板橋区・練馬区)
開園:常時開園
場所:城北中央公園(東京都板橋区・練馬区)/東武東上線「上板橋」駅から徒歩15分、東京メトロ副都心線・有楽町線「氷川台」駅から徒歩20分
入園料:無料(一部有料施設あり)
どんぐり:個人の持ち帰り可否についての明記はありません
遊具・広場:児童公園、こども広場、わくわく広場があります
駐車場:有料・24時間・66台(障害者用2台)。公式サイトには「収容台数が少なく近くに駐車できるスペースがありません。なるべく公共交通機関をご利用ください」と注意書きがあります
秋のイベント:2025年12月7日に「わくわく自然ふれあいイベント」(落ち葉清掃と焼きいも)が開かれました。どんぐりに特化したイベントではありません
公式サイト:城北中央公園
こども広場やわくわく広場など、複数の遊び場を備えた公園です。
駐車場は台数が少ないと公式サイトが注意を呼びかけているので、車で行く場合は早めの時間帯をおすすめします。
落ち葉清掃と焼きいもを組み合わせたイベントが冬前に開かれた実績があり、秋から冬にかけて自然に親しむ行事が続いている公園です。
桜ヶ丘公園(多摩市)
開園:開園時間の詳しい記載は公式サイトに見当たりません
場所:桜ヶ丘公園(東京都多摩市連光寺)/小田急線・京王線「永山」駅、京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅からバス「桜ヶ丘公園西口」下車徒歩1分
入園料:無料
どんぐり:個人の持ち帰り可否についての明記はありません
遊具・広場:公式サイトに詳しい記載はありません
トイレ:あり
駐車場:あり(記念館口・ゆうひの丘口)。料金は公式サイトでご確認ください
公式サイト:桜ヶ丘公園
多摩丘陵の地形を生かした公園で、起伏のある地形が特徴です。
バス停からは徒歩1分と近いので、電車とバスを乗り継いでのアクセスがしやすい立地です。
遊具の詳しい情報は公式サイトから確認できなかったため、行く前に電話などで問い合わせておくと安心です。
小山田緑地(町田市)
開園:開園時間の詳しい記載は公式サイトに見当たりません
場所:小山田緑地(東京都町田市上小山田町ほか)/京王線「多摩センター」駅から京王バス「扇橋」下車徒歩12分、JR線・小田急線「町田」駅から神奈川中央交通バス「大泉寺」下車徒歩12分
入園料:無料
どんぐり:個人の持ち帰り可否についての明記はありません
遊具・広場:公式サイトに詳しい記載はありません
ベビーカー:里山や雑木林を含む起伏のあるエリアがあるため、公式サイトで事前にご確認ください
秋のイベント:2026年10月11日に「キッズプログラム」、10月18日に「さとやま秋日和」が開催予定です
公式サイト:小山田緑地
里山の風景を残した緑地で、雑木林や谷戸の地形を歩いて回れます。
2026年の秋にはキッズプログラムとさとやま秋日和が予定されていて、家族向けの自然体験イベントとして参加しやすい内容です。
雑木林が中心の公園なので、ベビーカーでの利用は公式サイトで事前に確認することをおすすめします。
野山北・六道山公園(武蔵村山市・瑞穂町)
開園:公園自体は24時間です。管理所(インフォメーションセンター)は8:30〜17:30、年末年始は休業です
場所:野山北・六道山公園(東京都武蔵村山市・西多摩郡瑞穂町)/JR立川駅から立川バスで「峰」下車、徒歩約15分
入園料:無料
どんぐり:個人の持ち帰り可否についての明記はありません
遊具・広場:里山エリアにアスレチック的な施設があります。詳細は公式サイトでご確認ください
ベビーカー:未舗装の里山の道を含むため、公式サイトで事前にご確認ください
駐車場:無料・複数箇所
秋のイベント:2026年10月11日に「キッズプログラム」、10月18日に「さとやま秋日和」が開催予定です
公式サイト:野山北・六道山公園
狭山丘陵にまたがる里山の公園で、小山田緑地と同じく2026年秋にキッズプログラムとさとやま秋日和が予定されています。
駐車場が無料で複数箇所にあるので、車で行きやすい公園でもあります。
立川駅からバスで15分ほどかかる立地なので、半日を見込んで出かける行き先です。
野川公園(三鷹市・調布市・小金井市)
開園:公園全体は常時開園です。自然観察園は9:30〜16:30、月曜休園です
場所:野川公園(東京都三鷹市・調布市・小金井市)/西武多摩川線「新小金井」駅または「多磨」駅から徒歩15分
入園料:無料
どんぐり:自然観察園の中は、公式サイトに「動植物の採取はできません」と明記されています。それ以外のエリアについては、持ち帰り可否の明記がありません
遊具・広場:公式サイトに詳しい記載はありません
駐車場:あり。料金は公式サイトでご確認ください
秋のイベント:先着30名・小学生以上・参加無料の秋の自然観察プログラムが案内されています。ヒガンバナの開花情報なども発信されています
公式サイト:野川公園
秋の自然観察プログラムが小学生以上を対象にしているので、この年齢にちょうど合う公園です。
自然観察園は動植物の採取ができない区域なので、どんぐりを拾って持ち帰りたい場合は、それ以外のエリアで探すか、公園に確認してから行動してください。
雨の日の行き先をほかにも探したい方は、雨の日でも子どもと楽しめる東京の室内遊び場もあわせてご覧ください。
どんぐりを持ち帰れない公園にも注意
「秋の公園といえばどんぐり拾い」というイメージから、どの公園でも自由に拾えると思われがちです。
実際には、採取そのものを明確に禁止している施設があります。
新宿御苑(新宿区)
環境省が管理する国民公園です。
公式ルールに「植物を採ったり傷つけたりすること」が禁止行為として明記されています。
虫捕り網や虫かごの持ち込みも禁止されています。
出典:新宿御苑 利用のルール
明治神宮(渋谷区)
公式サイトの「ご注意」欄に、「境内の土や草花・木の枝・実などを採ったり持ち込んだりすることは禁止しています」と明記されています。
「林内に立ち入らないでください」とも書かれていて、境内の森は自然観察を目的とした立ち入りにも向いていません。
出典:明治神宮 参拝について
神代植物公園(調布市)
植物多様性センターのよくある質問に、「落ち葉、栗、銀杏、ドングリなど、園路に落ちているものでも採集はできません」と明記されています。
出典:神代植物公園 植物多様性センター よくある質問
このほか、国営昭和記念公園も持ち帰りが禁止されていることは、小学生の章で紹介したとおりです。
野川公園も、自然観察園の中だけは採取ができません。
どんぐり拾いを目的に出かける場合は、この記事で「持ち帰り可」と明記した蘆花恒春園を除き、事前に各公園の公式サイトかサービスセンターで確認しておくと安心です。
当日までに準備すること
どんぐり拾いに特別な道具は必要ありませんが、いくつか確認しておくと当日が楽になります。
持ち物は、拾ったどんぐりを入れる袋か小さな容器があると便利です。
ポケットに入れて持ち帰る子も多いですが、量が増えると重くなるので、あらかじめ用意しておくと安心です。
小さいものの誤飲には注意が必要です。
消費者庁は「おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意!」(2021年)として、乳幼児が小さなものを誤って飲み込む事故への注意を呼びかけています。
どんぐりも小さな木の実なので、まだ何でも口に入れてしまう年齢の子と拾いに行くときは、目を離さないようにしてください。
出典:消費者庁 Vol.544 おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意!
スズメバチにも注意してください。
東京都公園協会は「スズメバチとのつきあいかた」で、黒い色に対して攻撃的な反応を示すことや、香水、ジュースなど強い香りのするものに寄ってくることがあると案内しています。
活動が特に活発になる時期を断定した記載は確認できませんでしたが、香りの強い飲食物は屋外では控えるほうが無難です。
出典:東京都公園協会 スズメバチとのつきあいかた
木に登ったり、虫を採るために木にトラップを仕掛けたり液体をかけたりする行為は、木を傷めたりスズメバチの活動を活性化させたりする危険があるとして、複数の公園が公式に禁止しています。
どんぐりを探すときは、落ちているものだけを対象にしてください。
よくある質問
Q. どんぐりはどの公園でも拾って持ち帰れますか。
いいえ。
公式サイトに「持ち帰り可」と明記されていたのは、今回調べた15件のうち蘆花恒春園だけでした。
国営昭和記念公園や野川公園の自然観察園のように、採取そのものが禁止されている場所もあります。
それ以外の公園は公式サイトに可否の明記がないため、この記事では断定せず「公園にご確認ください」としています。
Q. どんぐりが拾える時期はいつごろですか。
樹種や年によって変わるため、この記事では時期を断定していません。
篠崎公園の公式サイトには、秋の見頃の樹木としてクヌギ、コナラ、シラカシ、スダジイ、マテバシイなど、どんぐりのなる樹種が挙げられています。
一般的には9月下旬から11月ごろとされますが、正確な時期は公園ごとに異なります。
Q. 予約が必要な公園はありますか。
この記事で紹介した15件の公園そのものへの入園に予約は必要ありません。
ただし、白金台どんぐり児童遊園の「いきもののすみかを観察してみよう」(2026年10月12日、応募締め切り10月4日)のように、個別のイベントには事前申し込みが必要なものがあります。
参加したいイベントがある場合は、それぞれの公式サイトで申し込み方法を確認してください。
Q. 車で行っても大丈夫ですか。
公園によります。
善福寺公園は公式サイトに「当公園には駐車場はございません」と明記されています。
城北中央公園は駐車場がありますが、公式サイトが「収容台数が少ない」と注意を呼びかけています。
一方、野山北・六道山公園は無料の駐車場が複数箇所にあります。
車で行く場合は、行き先の駐車場情報を事前に確認してください。
Q. 誤飲が心配です。何に気をつければよいですか。
消費者庁は、乳幼児が小さなものを誤って飲み込む事故について注意を呼びかけています。
どんぐりも小さな木の実にあたるので、口に入れてしまう年齢の子と一緒のときは目を離さず、拾ったどんぐりの管理にも気を配ってください。
心配な場合は、かかりつけの医療機関や自治体の相談窓口にも確認してください。
まとめ
行き先に迷ったら、まず年齢から決めてください。
0歳から2歳なら、駅から近く、広場が中心で動きやすい公園を選びます。
白金台どんぐり児童遊園、篠崎公園、光が丘公園が候補です。
3歳から5歳なら、しゃがんで拾う動きができる年齢なので、どんぐりの持ち帰りルールがはっきりしている公園を選ぶと安心です。
蘆花恒春園は、今回調べた中で唯一「持ち帰り可」と公式に確認できた公園です。
小学生なら、体力を生かして里山や広い公園まで足を延ばせます。
国営昭和記念公園や野川公園のように、自然観察のプログラムが小学生を対象にしている公園も候補になります。
どんぐりを拾って持ち帰りたい場合は、行く前に公式サイトかサービスセンターへの確認をおすすめします。
採取が禁止されている公園で拾ってしまうと、知らないうちにルール違反になってしまうためです。
この記事の情報は2026年9月29日時点のものです。
料金や開催予定は変わることがあるので、出かける前に必ず公式サイトでご確認ください。
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