2026年8月1日(土)~11月23日(月・祝)横浜美術館で開催! 近年、イメージが大きく変わりつつある王妃の本当の人物像に迫る!

展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」で、自分らしく生きる “生き方” を学ぶ

展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」の発表会に登場した展覧会アンバサダーの中条あやみさん
2026年5月19日(火)に東京国際フォーラムで行われた展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」(2026年8月1日[土]~11月23日[月])報道発表会に登場したアンバサダーを務める中条あやみさん。中条さんが展覧会や憧れのマリー・アントワネットについて語る動画も公開!

自分らしく生きようとした女性
マリー・アントワネットは
18世紀の“ポップ・アイコン”

横浜美術館で2026年8月1日(土)から開催される注目の展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」の報道発表会が5月19日(火)に東京国際フォーラムで行われ、横浜美術館 館長の蔵屋美香氏、展覧会アンバサダーの中条あやみさんが登壇、展覧会の内容や見どころを紹介してくれました。

展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」の発表会に登場した展覧会アンバサダーの中条あやみさん
「彼女のファッションへの執心は、本当の自分に戻るための唯一の手段だったのかな」と、華やかなドレスの裏側にある王妃の孤独や人間らしい一面を想像する中条あやみさん。そして、「可愛いものを見て心がワクワクしたり、歴史のロマンを感じたりできる時間。ぜひご家族やお友だちやと楽しんでほしい」

今回の展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」は、世界的に有名なロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)が手がけた世界巡回展で、日本では横浜美術館だけで開催されます。

横浜美術館の蔵屋美香館長はマリー・アントワネットを「美術好きの人たちだけでなく、幅広い人たちの胸に響く存在」であるとともに、近年、これまでの「民衆の生活を抑圧する悪い王政のシンボル」というイメージが大きく変わりつつあり、「当時の厳しい決まりごとに疑問を持ち、自分らしく生きようとした女性」と紹介。たとえば、体を締め上げるコルセットを嫌って動きやすいキャミソールのようなドレスを生み出したり、当時では珍しく自分の手で子育てもしました。

蔵屋美香館長は「ひとりの女性が、自分の人生のためにどれだけ勇敢に戦い、家族を愛したか。その生き方を肌身に感じてほしい」と、マリー・アントワネットの人間らしい一面に注目してほしいとメッセージを送りました。

250年前の王妃が現代の私たちに問いかけるものとは?「マリー・アントワネット・スタイル」横浜美術館・蔵屋美香館長挨拶

中条あやみさんが語る “憧れの王妃”
難しいことには “かっこよく挑む”

展覧会アンバサダーには、モデル・女優の中条あやみさんが就任。中条あやみさんは、子どもの頃にソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』(2006年)でマリー・アントワネットを知り、そこからずっとあこがれの存在だったそう。

そして今回の展覧会で中条あやみさんが一番注目しているのは「マリー・アントワネットの真珠とダイヤモンドの3連ネックレス」。119粒の天然パールとダイヤモンドのネックレスで、自身と家族に危険が迫っていることを悟った王妃が、フランス脱出を計画した際、故郷のオーストリアへ密かに送り出した宝物のひとつです。長らく行方がわからなくなっていましたが、現存していることが公になったのは2018年の秋で、もちろん日本で一般に公開されるのは今回が初めてとなります。

中条あやみさんも「そんな貴重で歴史的なものを日本で初めて見ることができるなんて、本当にワクワクします」と目を輝かせていました。

また、アントワネットの「かっこいい生き方」に共感する中条さんは、仕事で迷ったときには「目の前の難しいことに、かっこよく潔く挑む」ことを大切にしていると明かしました。

中条あやみさん「憧れの王妃に勇気をもらった」音声ガイドも務めるアンバサダーが語るマリー・アントワネットの真実
展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」に展示される「マリー・アントワネットの真珠とダイヤモンドの3連ネックレス」
中条あやみさんが一番注目している「マリー・アントワネットの真珠とダイヤモンドの3連ネックレス
フランス製 18世紀後半 真珠、金、ダイヤモンド
各連の長さ 38.5cm、41cm、43cm
ハイディ・ホルテン・コレクション、ウィーン
Three-strand natural pearl and diamond necklace(made in France)
Photo courtesy of Sotheby’s
展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」に展示される「フランス王妃マリー・アントワネットの胸像」
フランス王妃マリー・アントワネットの胸像
セーヴル磁器製作所、ルイ=シモン・ボワゾ(作)1788年頃 軟質素焼磁器
H. 40.7 × 26.5 × 24.0cm
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵
Portrait bust of Marie Antoinette, Queen of France, by Sèvres porcelain factory
and Louis-Simon Boizot
© Victoria and Albert Museum, London
30歳頃のマリー・アントワネットをかたどった胸像。即位から10年ほど経ち、堂々とした王妃の風格が漂っている。一番の注目ポイントは後ろ姿。ていねいに結いあげられた王妃の髪が、シルク製と思われる柔らかなボウ(リボン)と真珠で飾られている。実際のアントワネットの髪は灰色がかった金と言われており、その色は「王妃の髪」と名付けられ、ガウンや乗馬用具などさまざまなものに用いられた

王妃の評判を落とした「首飾り事件」
ギロチンの刃も展示!
日本初公開・日本限定の作品も!

そのほか発表会では本展の構成や展示作品にもとづいた4つの大きな見どころも紹介!

① 250年にわたる「スタイル」の変遷
マリー・アントワネットが14歳でフランスへ渡った1770年代から、2025年の最新オートクチュール・コレクションまで、250年もの長い歴史をたどる展覧会。ドレスやジュエリーといったファッションだけでなく、家具、絵画、写真、現代のデザイン、映画など、約200点の多様な作品を通して、彼女がどのようにスタイル・アイコンとして確立されていったかを紹介します。

また、啓蒙思想を背景にした「乳房ボウル」や、王妃の評判を落とした「首飾り事件」に関連するダイヤモンド、さらには歴史資料としてのギロチンの刃も展示されます。

展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」に展示される「乳房ボウル」
乳房ボウル
セーヴル磁器製作所、ジャン=ジャック・ラグルネ(弟)、ルイ=シモン・ボワゾ(作)
1787年 ボウル:軟質磁器、脚台:硬質磁器 H.12.3 × 12.5 × 12.2cm
国立陶磁博物館(セーヴル)蔵
Bol sein (breast bowl) or Jatte téton, by Sèvres porcelain factory, Jean-Jacques
Lagrenée le Jeune and Louis-Simon Boizot
Sèvres, Musée national de Céramique / Origin: France, Acquired in 1970
© GrandPalaisRmn (Sèvres – Manufacture et musée nationaux) / Martine Beck-Coppola /
distributed by AMF
パリ近郊ランブイエの乳製品加工所で牛乳を飲むために制作された、古代の乳房型の杯「マストス」を着想源とした器。当時流行した古代への憧憬や、乳製品の摂取を推奨する啓蒙思想が反映されています。アントワネットがフランス王家で初めて実践した母乳育児も啓蒙思想にもとづくもので、その影響の大きさがうかがえます。
展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」に展示される通称「サザーランド・ダイヤモンド」
通称「サザーランド・ダイヤモンド」
1780年代にネックレスに加工 金、銀、プラチナ、ダイヤモンド 長さ 35.8cm
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵
© Victoria and Albert Museum, London
マリー・アントワネットの評判を失墜させた「首飾り事件」。元凶の首飾りは、騒動のさなか盗まれ、分解され、売却のためイギリスに渡りました。その一部と伝わるダイヤモンドが出展。

② V&A発、世界巡回展としての新たな視点
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)が企画した世界巡回展であり、日本では横浜美術館のみで開催。アントワネット時代に宮廷で流行した「イギリス趣味(アングロマニア)」に注目しています。さらにフランス革命の混乱の中でイギリスにもたらされた作品など、イギリスの博物館ならではの新たな視点が盛り込まれています。

③ 日本初公開および日本限定の貴重な作品
世界巡回の中でも日本でしか見られない極めて希少な作品を展示! 中条あやみさんも一番注目していると語った「マリー・アントワネットの真珠とダイヤモンドの3連ネックレス」は、ロンドン展でも展示されていなかった世界巡回の中で日本(横浜)のみに展示が許可された目玉作品です! さらに本展で展示されるV&A所蔵の作品は、そのすべてが日本初公開となります。

④ 日本オリジナルの展示内容と国内の優品
ロンドン展の内容をベースにしつつ、日本での開催に合わせて再構成された「日本版」独自の要素が満載! 保存が難しい貴重な18世紀のドレスや、19世紀のハイジュエリーなど、国内から集められた約24点の作品が追加!

さらにアントワネットが母マリア・テレジアから受け継ぎ、大切にしていた日本の漆工品(蒔絵など)の紹介は、日本側からのリクエストで組み込まれた特別な内容です。

そのほか、現代のクリエーター(シャネル、ディオール、ヴィヴィアン・ウエストウッドなど)に与えた影響も紹介し、2025年の最新コレクションや、ソフィア・コッポラ監督の映画で使用された靴やドレスも集結!

会場ではベルサイユの庭園や室内を映し出すVTR、映画のBGMやサウンドスケープを取り入れた演出が行われ、ロンドンのV&Aでの感動を再現した空間を楽しめるよう工夫されます。




マリー・アントワネットから
自分らしく生きる “生き方” を学ぶ

展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」では、ドレスや宝飾品の美しさだけでなく、当時の堅苦しい宮廷マナーに疑問を抱き、「自分らしく生きようとした」ひとりの女性としての新しい王妃像に迫ります。250年前の王妃が、現代を生きる私たちに問いかけるメッセージとは?

マリー・アントワネットといえば、学校の歴史の授業や漫画『ベルサイユのばら』などで、子どもたちも一度は耳にする名前です。ドレスや宝飾の美しさから入って、生き方を学べる、これから自分らしさを見つけていく子どもたちの心にも届く、親子のお出かけにもぴったりな展覧会です。

展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」は2026年8月1日(土)~11月23日(月)に横浜美術館で開催!

展覧会「マリー・アントワネット・スタイル」の発表会に登場した展覧会アンバサダーの中条あやみさん