
北斎と西洋の名作が集結!
比較しながら見られる楽しさと贅沢
アメリカの雑誌『LIFE』が1999年に「この1000年に偉大な業績あげた100人」を調査した結果、唯一選ばれた日本人が “葛飾北斎”。内覧会には驚くほどたくさんのマスコミが集まり、北斎の人気の高さ、そしてこの展覧会に対する注目の高さがうかがえました。
北斎の錦絵を見られるだけでも嬉しいのに、さらにモネやドガ、セザンヌ、ゴーガンなど西洋の名作も見られるという、とても贅沢な展覧会。ちょっと大人向きではありますが、北斎から影響を受けた部分やそれをどのように取り入れたかなどを自分の目で比較し、いろいろと話ながら見ると楽しそうです。
もちろん北斎の「富嶽三十六景」のなかでももっともよく知られている「神奈川沖浪裏」も、多くの芸術家にインスピレーションを与えた作品とともに展示。北斎が与えた影響の大きさを実感できます。
北斎は90歳で亡くなるまで、まだまだ絵がうまくなりたいと常に上を目指していたそうです。「あと5年の寿命があれば、本当の絵師になれただろう」と。北斎の生き様からも学ぶところがありそうです。
なお、国立西洋美術館から歩いて5分ほどの東京都美術館では「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が開催中。北斎をはじめとする日本の画家の浮世絵や文化が、ゴッホにも影響を与えていたことがよくわかります。
【イベント紹介】2017年10月21日(土)〜2018年1月28日(日)まで国立西洋美術館で開催!「北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」
【関連イベント】2017年10月24日(火)〜2018年1月8日(月・祝)まで東京都美術館で開催!「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」
【体験レポート】吉岡里帆さん登場!「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」に行ってきた!
















