
“パウパト” の愛称で大人気のアニメシリーズ「パウ・パトロール」。2021年に公開された劇場版第1弾、2023年の第2弾とも大ヒットを記録しました。そしてこの夏、待ちに待った劇場版第3弾となる最新作『パウ・パトロール ザ・ダイノ・ムービー』が、2026年7月24日(金)より全国公開中! 恐竜たちが暮らす島でパウパトたちが大ピンチに直面!? 日本語吹替を務めたお笑いコンビ「レインボー」のジャンボたかおさんと池田直人さんに、それぞれの役について、映画の見どころ、映画のテーマ「あきらめない気持ち」などについてお伺いしました!(インタビュー:2026年7月17日(金) TEXT:高木秀明/PHOTO:小松顕一郎)
ドキドキワクワク無我夢中で
観られるすごく素敵な作品!
ダスティンにはサイドストーリーも!?
― 試写を拝見させていただきましたが、子どもたちが楽しめることはもちろん、映画のテーマでもある「あきらめない気持ち」は大人にも響きますね。「レインボー」のおふたりはいかがでしたか?
池田直人さん
お子さん向けの作品ではあるんですが、大人が一緒に観ても「自分もけっこう頑張ってきたな」とか、それこそいま辛さを感じていても「まわりに助けてくれる人がいるな」とか「新しい出会いがあるかも」と、勇気づけてくれるような、すごく素敵な作品やなと思います。
ジャンボたかおさん
お子さんはもちろんですが、大人も本当に無我夢中で観られるジェットコースターストーリーで、ドキドキワクワク、夢中で観てしまいました!
― 池田さんはスマホが大好きなティーンエイジャー「ダスティン」を演じていますが、どんなことに注意したり、工夫をされましたか?
池田直人さん
確かに本当に難しい役で、“スマホ依存症” という社会問題にもメスを入れていて、でも僕的には “依存症” と捉えるのではなく、「自分は今ここにいるんだ!」っていう存在を見せているのかなと感じました。
ダスティンや家族の身に起こるハプニングも、それを辛い過去として捉えるのではなく、「あ、こういうこともあったな」って、あとから振り返ったときに家族の良い思い出にすることができるし、辛いことや嫌なことがあっても乗り越えて「実はこんなことあったよね。でも今はハッピーだね」みたいな。ハプニングもトラブルもすべてポジティブにとらえて乗り越えられる、とても素敵な青年やなと、そういう一面も表現できるよう演じさせていただきました。

ジャンボたかおさん
なに言ってんだよ! ダスティンがそこまで考えてるわけないだろっ! なんでダスティンが家族の良い思い出がどうとか、辛いことがあっても乗り越えてどうこうみたいな。
池田直人さん
いや、ダスティンはすべてを動画で撮影していて、人知れず編集して、その動画を家族で観て‥‥
ジャンボたかおさん
ないよそんなの! お前の出番は冒頭の数分! 信じられないぐらい出てこないんだから、ダスティンにそんな深みなんてないんだよ!
池田直人さん
困難を乗り越えて前向きに進んでいくダスティンの物語が……
ジャンボたかおさん
あんなハプニングの中でもスマホに夢中なんだからスマホ依存症なんだよ! なんでダスティンがそんな嘘みたいに前向きのいいやつなんだよ。全然違うよ!

― そんなサイドストーリーがあるのかと思いました(笑)。ジャンボさんが演じたダイヤモンドハンターの「アリステア」は見どころが多いですね。どうでしたか?
ジャンボたかおさん
やっててめちゃくちゃノリましたね! アリステアはひょうきんな人物でもあるので、そこは自分にリンクするところもあって演じやすかったです。歌を歌うシーンはかなりアドリブっぽくやらせていただいたんですが、映像を観たらビタッとはまっていて、すごく嬉しかったです。

ケントのスマートさに痺れる!
たくさんの恐竜たちも必見!
― 今回の映画ではダルメシアンの消防士「マーシャル」や車椅子を装着した恐竜の専門家、バーニーズ・マウンテン・ドッグの「レックス」が活躍しますが、ご自身の役以外で注目してほしいキャラクターを教えてください。
池田直人さん
パウ・パトロールのレスキュー犬たちに目が行くと思うんですが、やっぱりリーダーの「ケント」ですね。彼ってすごいじゃないですか! 的確な指示も出せるし、裏でスマートにみんなを支えてくれるし。しかも「俺、こんなにやってる!」ってアピールするんじゃなくて、さりげなく「やっておいたよ」みたいな、あのスマートさ。ケントっていいやつだなって感じました。

ジャンボたかおさん
やっぱり「恐竜」たちですね。僕は子どものときから恐竜が大好きで、その恐竜たちが今までのアニメにはないようなポップな描かれ方をしていて、めちゃくちゃかわいいんです! 恐竜たちをまじまじと見てしまうときもありましたね。

― 今回の映画は子どもたちが大好きな恐竜が出てくるのもポイントですよね。池田さんは恐竜はどうですか?
池田直人さん
大阪出身なんで、子どもの頃は大阪の某テーマパークの、某水がかかる乗り物には何度も何度も乗りましたし、某ジュラシック某ワールドを完コピする! ってモノマネをしていたこともありました。
ジャンボたかおさん
もう、まったく隠れてないよ。
― 人類が恐竜に遭遇する作品はたくさんありますが、実際に恐竜のいる島があったら行ってみたいですか?
池田直人さん
恐ろしい恐竜の描き方をする作品もたくさんあるので怖い気持ちもありますが、パウ・パトロールのみんなが楽しそうに島で過ごしているし、恐竜と一緒に暮らす作品はあんまり観たことがないので、行ってみたいですね。

ジャンボたかおさん
僕は絶対に行かない! 恐竜は信じられないぐらい怖いですから、食べられたら終わりですよ。
― ダイヤモンドがたくさんあっても行かないですか?
ジャンボたかおさん
行かない。“お金より命が大事派” なんで。

「できなくてもいい」ところに
気が付くことは大切
自分の得意な尖ったところで勝負!
― マーシャルは頑張ろうとするあまり空まわりしたり失敗してしまうこともあります。コンビとして、はりきりすぎて空まわりしてしまったことはありますか?
ジャンボたかおさん
いくらでもありますけど、やっぱり賞レースの決勝をめざしていたときは、そんな感じだったかな。そのためだけに人生を使っているような時期で、いろいろと頑張っていたけど、不思議なもんで、そういうときってうまくいかないんですよね。
― うまくいくようになったきっかけはあったんですか?
ジャンボたかおさん
賞レースに重きを置かなくしたことかな。肩の力が抜けてうまくいきはじめたというのはあったかもしれないですね。
― マーシャルからは映画のテーマでもある「諦めない」という強いメッセージを感じますが、プライベートでも、お仕事でも、諦めなくて良かったと思うことはありますか?
池田直人さん
10年ぶりに大学の同級生に「久しぶりにみんなで集まろうか」って連絡をして同窓会をしたんです。みんなで集まってワイワイして「今は仲良くなったけど、あのときここは仲悪かったよな」とか話したりして、みんなそれぞれいろんなところで活躍していて、時間が経つと声をかけるのが億劫になったり、忙しさを口実に欠席してしまいがちですが、「この関係をつないでおいて良かったな」って実感しましたね。

ジャンボたかおさん
7月26日(日)まで単独ライブをやるんです。単独ライブは毎年やっていて、ネタは必ずふたりでつくるんですが、ありがたいことに今年はとても忙しくて、ネタづくりがちょっと嫌だなと感じてしまっていたというか、なかなか手がまわらずだったんですよね。
池ちゃんにもずっと「マジでつくれない」って言っていて。でも「やるしかない!」ってふたりではじめたら正直 “あっ” という間にできちゃって。でも僕は本当に心配性なんで「全然おもしろくない気がする」ってこぼしてたら池ちゃんが励ましてくれて。
実際にネタを披露したら、女優の浜辺美波ちゃんが僕らの大ファン、いや僕のスーパーファンで「去年よりおもしろかった!」って言ってくださって、ネタづくりを諦めなくて良かったなって思いましたね。
― 「(ネタづくりを)やるしかない!」と思えたのは、池田さんの存在が大きいですか?
ジャンボたかおさん
全然関係ないです。来てくれるお客さんのためですね。遠方から来てくれる人もいるし、やっぱり良いものを届けたいし、「良いものを見たな」と思ってほしいという気持ちですね。

― パウ・パトロールはそれぞれの得意分野を活かしてチームでレスキューにあたります。「レインボー」のおふたりも、お互いにまったく違う個性を武器にされていますが、自分の個性を愛せるようになるには、どうしたらいいですか?
池田直人さん
お笑い芸人をめざしたとき、自分のことを “何でもできるやつ” だと思っていたんです。漫才もコントもボケも、ネタをつくるのも、何でも器用にこなせる人間だぞ! と。でも、やっていくうちに “できないこともたくさんある” ということをまざまざと実感して。
そんな中で自分の得意なことがわかってくると「じゃあ、自分の戦う場所はここなんや!」ってターゲットを絞ることができるようになってから、さらにお笑いが楽しくなっていきましたね。

ジャンボたかおさん
今の、いい話です。僕らは大喜利も諦めていて、でもマジ大事なことですよね「できなくてもいい」というところに気がつくことって。漫才にもチャレンジしたことはありましたが、僕らには向いていなかった。だからコントをがんばろう! 漫才や大喜利は一生やらなくていいかなって。そして何かに特化していた方が、キラキラ光って見えると思うんですよね。
― 取捨選択で、できるところに注力したんですね。
池田直人さん
芸人の世界は、きれいな五角形よりも尖っている部分があった方がいいと思うので、良いところを伸ばそうと。
― ジャンボさんはいかがですか?
ジャンボたかおさん
池田とまったく同じ想いです。すごく良いことを言いましたよね。
池田直人さん
これは子どもたちにも当てはまると思うんです。いいんだよ、できないことがあっても。だって大人になったときって、五角形のきれいさでは戦わないじゃないですか。尖った部分で勝負するんです。スポーツ選手、エンジニア、もしかしたら子どもの頃に夢中になったゲームが将来の仕事につながり、ご飯を食べる糧になるかもしれません。自分の尖っているところはどこなのか、そしてそれを磨いていくのが大事だと思いますね。
ジャンボたかおさん
あれ? それって俺が前に言ったことじゃなかったっけ?
池田直人さん
いや、俺や! なんでそんな全部持っていこうとする?(笑)
映画パウパトで
夏の冒険に行こう!
一生心に残る映画体験を!
― たくさんの子どもたちが、この夏『パウ・パトロール ザ・ダイノ・ムービー』を観に行くと思いますが、映画を通して子どもたちにはどんなことを伝えたいですか?
池田直人さん
まずは映画の舞台になっている「ダイノ・アイランド」の世界に没入して “楽しい” っていう気持ちになってほしいですね。そこからは、魅力的なキャラクターがたくさんいるので、それぞれで共感したり勇気をもらうところがあると思います。本当にたくさんあると思うので、そこに気がついてほしいですね。
そして映画を観た帰り道に親御さんやきょうだい、友だちと「どこが良かった?」とか「あのシーン良かったよね!」って、ずっと話が尽きない作品やと思うので、たくさん話をしてもらえると嬉しいです。

― ジャンボさんはいかがですか?
ジャンボたかおさん
逆にお聞きします。夏のアニメ映画。昔からありますが、観に行く人は一体何を求めていると思いますか?
― やっぱり家族みんなで楽しめることですよね!
ジャンボたかおさん
それだけですか? 自分が子どものときに、そう思いましたか? 子どものときにどう感じたかを思い出してください。夏のアニメ映画に何を求めていたかを!
― 夏休みだし、楽しく盛り上がりたいですね。ヒーローが出てきてスカッとしたり。
ジャンボたかおさん
それもあるけど、“冒険” ですよ! “ボ・ウ・ケ・ン!”
夏のアニメ映画の冒険にどれだけ心がときめいたか、それをぜひ子どもたちに感じてほしい!「夏にアニメ映画を観に行くのって最高だな!」って、大人になっても思ってほしいです!
子どもの頃の記憶って大人になっても残っていて、今でもパッと思い浮かぶじゃないですか。「あの映画を観に行ったな。お母さん、お父さんに連れて行ってもらったな」って。『パウ・パトロール ザ・ダイノ・ムービー』も、まさしくそういう1本です。みなさんの心に刻まれる、この夏の冒険をぜひ体験してください!
『パウ・パトロール ザ・ダイノ・ムービー』は、ガオガオっと大ヒット上映中!



ガオガオっと大ヒット上映中!
パウ・パトロール ザ・ダイノ・ムービー
舞台は恐竜たちが暮らす島<ダイノ・アイランド>。
その島にあるダイヤモンドが欲しくてたまらないライバール市長は、発掘のためにダイナマイトを大爆破!
すると島の火山が噴火して恐竜たちが大ピンチ!?
9個のトラブル! 8回の出動! ダイノなトラブルも、パウ・パトロールならパウフェクト!
https://www.pawpatrol-movie.jp
レインボー
ツッコミのジャンボたかおとボケの池田直人による、2016年結成のお笑いコンビ。共に東京NSC18期生で、2018年1月1日放送の『ぐるナイ おもしろ荘 若手にチャンスを頂戴 今年も誰か売れてSP』(日本テレビ)で優勝。池田直人さんのリアルな女装キャラと、ジャンボたかおさんの人間味あふれる「男女の恋愛コント」が話題に。2023年11月には「令和5年度NHK新人お笑い大賞」、2025年9月には「キングオブコント2025」で初の決勝進出。池田直人さんは “美容男子” としても知られ、2023年12月にはビューティブランド「makeumor(メキュモア)」を立ち上げている。2026年4月には和田アキ子とジャンボたかおの冠番組「アッコとジャンボ」(TBS)がスタート。
