2025年10月3日(金)新宿武蔵野館ほかロードショー! 映画祭でも話題を呼んだストップモーションアニメ映画

リビング・ラージ!

ストップモーションアニメ映画『リビング・ラージ!』のポスター

2024年/チェコ・スロバキア・フランス/カラー/上映時間:79分
配給:クロックワークス
© 2024 Barletta,Novinski,Novanima,Česká televize,RTVS,MAGIC LAB

歌って笑って悩んで自分を好きになる!
自分らしさを鳴らすポップアンセム(応援歌)

アヌシー国際アニメーション映画祭でも話題を呼び、映画音楽で評価を得たストップモーションアニメ映画『リビング・ラージ!』が、2025年10月3日(金)新宿武蔵野館ほかロードショー!

料理と音楽に夢中な少年ベンは、ちょっとシャイな男の子。気のあう友だちとバンドを組んで、ラップを書いて、料理を楽しむ毎日を送っている。学校ではあまり目立たないけれど、キッチンに立つときと歌っているときだけは、少しだけ自分を好きになれる。




そんなある日、クラスメイトのクララのことをふと意識しはじめたベンは、自分の見た目や気持ちが少しずつ気になりはじめ、ダイエットにも挑戦してみる。けれど思うようにはいかず、歌詞にもならないモヤモヤが胸の奥でざわめき出す。

うまく言えない気持ちも、整理のつかない想いも音楽にのせて、ベンはまだ知らない自分に少しずつ出会っていく。

ストップモーションアニメ映画『リビング・ラージ!』の画像

でっかい心で、生きていこう!

13年前に出会った1冊の小説から構想を重ね、12年の歳月を経てひとつの映画が形になった。娘の成長に寄り添うように生まれたこの物語には、チェコのアニメーション作家クリスティーナ・ドゥフコヴァのまなざしと、繊細な手仕事が息づいている。

少年ベンをめぐるストーリーは、ていねいにつくられた人形たちとストップモーションアニメーション、そして胸に残るラップやメロディによって、揺れ動く感情や言葉にならない想いをやわらかく伝えつつ、自分を少しだけ好きになれた瞬間を映し出す。

そんな心の変化をそっとすくい上げるように描かれた本作は、ポップであたたかなユーモアとともに、自分らしく生きる歓びを奏でています。