
女子小中学生の未来を広げる!
STEM分野を楽しく体感する
「キラリ☆サイエンスフェス!」
2026年3月8日(日)の国際女性デーにあわせて、女子小中学生がSTEM(ステム)分野※の魅力に触れ、将来の選択肢を拡げることを応援するため、東京都は体験型イベント「キラリ☆サイエンスフェス! 」をトウキョウイノベーションベース(Tokyo Innovation Base)にて初開催!
会場では4つのステージコンテンツと多様な技術を体感できる6つの体験コーナーを実施し、女子小中学生とその保護者ら 計356名が来場しました。
※Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の4分野の総称

OECD(オーイーシーディー)の調査(2023年公表)では、日本のSTEM分野の卒業者に占める女性比率は17.5%とOECD諸国38ヵ国の中で最下位。東京都の調査でも、成長とともに「性別で向いている仕事と向いていない仕事がある」と感じる傾向が強まるという現状があります。
冒頭の挨拶に登壇した松本明子東京都副知事は、「(日本の)女子学生の理数系の成績は世界トップクラス。小池百合子東京都知事も『女性の力を活かさないのはもったいない』と言っている。私たちはここに、ちゃんと変化を起こしたい」と語りました。続けて、「このイベントで、メイクやファッションといった身近な科学体験を通して、『これ好きかも! 』というワクワクする気持ちを育み、保護者の皆様と一緒に、子どもたちの将来の選択肢をグッと広げていけたら嬉しい」と温かいメッセージを送りました。
ガンバレルーヤも挑戦!
「身近なふしぎ」に触れる
サイエンスショー
当日はメインステージにおいて、第一線で活躍する女性ゲストによるサイエンスショーやライブパフォーマンスが行われ、来場した子どもたちが科学や数学の魅力を身近に感じる機会となりました。
「身近なふしぎ大発見! びっくりサイエンスショー」では、サイエンスエンターテイナーの五十嵐美樹さんが登壇。サポーターとして登場した人気芸人ガンバレルーヤのよしこさんとまひるさんは、生クリームがバターに変わる仕組みを解き明かす実験に全力で挑戦!
さらにステージにあがった5名の子どもたちとの「バター作り対決」では、ガンバレルーヤのふたりが顔を真っ赤にしながら一生懸命にボトルを振り続ける姿に、会場中から大きな歓声と笑いが沸き起こりました。
生クリームがバターに変化する様子を見て、よしこさん、まひるさんは大興奮! 参加した子どもたち一人ひとりと笑顔で力強くハイタッチを交わし、会場を温かな一体感で包み込みました。

続いて、数学研究者の中島さち子さんらによる音を「波」として視覚化するライブパフォーマンスでは、いろいろな楽器が奏でる「波形」をリアルタイムで見ることで、音楽の中に数学が隠されていることを楽しみながら学びました。
その後、ごみを材料に手づくりした「スチャラカ楽器」を手に取った子どもたちが、全員でリズムを刻んでノリノリの演奏を披露。さらにガンバレルーヤのよしこさんによるボイスパーカッションも飛び出し、会場は大きな盛り上がりを見せました。
最後によしこさんは「音楽と数学が似ているとか、音の波を見ることが普段はなかったので、ものすごく楽しかった! 」と話し、まひるさんは「好きなことや、ワクワクすることを持つことがまず大事。自分の中のワクワクを見つけてほしい」と子どもたちの未来に寄り添うメッセージを送りました。
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「美容」や「ファッション」に
関連した科学技術を体感できる
多彩なブースが登場!
会場では、女子小中学生に関心の高い「美容」や「ファッション」を切り口に、科学技術を体感できる多彩なブースが展開され、多くの親子連れで賑わいました。
日常生活を支えるさまざまなテクノロジーの仕組みやその魅力に触れることで、子どもたちが未来への可能性を大きく拡げる貴重なひとときとなりました。
“細胞” のヒミツ発見! 美容液づくり体験(アンファー株式会社)
グリセリンなどの成分を計量スプーンで正確に量り取り、化粧品の基本的なつくり方を本格的に体験しました。自分自身の手で成分を調合し、美容液を完成させると、専用のオリジナルボトルに入れて大切に持ち帰る姿が見られました。
参加した子どもたちからは、「こんなに簡単につくれるなんて思わなかった! 」「おうちに帰って家族にプレゼントしたい」といった驚きと喜びの声があがり、身近な美容の裏側にある科学の楽しさに触れる機会となりました。

あったか体験! 蒸気と香りの科学ラボ(花王株式会社)
ブースに用意された「蒸気のない空気」と「蒸気のある空気」が満たされたそれぞれの箱に手を入れ、その肌感覚の違いを直接体感。専門家から「なぜ蒸気があるとより温かく感じるのか」という熱伝導の仕組みや、ひとつの商品をつくる裏側で繰り返される緻密な比較実験・試験について詳しい解説がありました。子どもたちは、「蒸気があると、じんわり深く温まる感じがしてびっくりした! 」と目を輝かせていました。

最新モーションキャプチャーチャレンジ(上智大学理工学部)
顔に専用のマーカーを貼り付け、自分の動きがデジタル情報で可視化される技術に挑戦。教授からガンバレルーヤよしこさんの表情データの解説を受け、子どもたちは「人の動きをデータにするとこうなるんだ! 」と学びを得た様子。その後、子どもたちの表情をひとりずつモーションキャプチャーで撮影し、よしこさんの「笑顔」の真似に挑戦しました。医療やスポーツのほか、ゲームや映画といった身近な楽しさにつながっていることを、身体を使って実感していました。

おすすめがわかる! ファッションテック体験(株式会社ゾゾ[ZOZO])
スマホを使って簡単に高精度で足の3Dサイズを計測できるマット、肌の色を計測できるツール、エーアール(AR)メイクを体験。独自の計測技術やエーアイ・エーアール(AI・AR)技術などを活用することで、サービスができていることを知り「最新の技術がファッションを支えているんだね」と興味津々でした。

~描いたクラゲが泳ぎだす! ~クラゲワークショップ(株式会社スティーム[steAm])
自分が描いたクラゲの絵に命が吹き込まれ、スクリーンに映る海の中で、自分の手を認識させ指を動かすことでクラゲをつかまえ大きくしたり動かしたりする遊びを楽しみました。自分の作品がスクリーンに投影されると、「あ! 私の描いたクラゲが泳いでる!」と大きな歓声があがり、自分の手が認識されてクラゲが生まれる体験を通じて科学とテクノロジーとアートの狭間を楽しむ機会となりました。

配線とチャームでときめきアクセづくり(ティブ・ファブ[TIB FAB])
普段何気なく使っている配線ケーブルの役割やアクリルの加工方法を学び、本物の工具を使って圧着の体験を行いました。子どもたちは、カラフルなチャームや配線ケーブルを自分で選び、組み立てる時間を満喫。無機質に見える工業用パーツをアクセサリーへと変身させ、ものづくりの達成感を感じ、完成した自分だけのアクセサリーを身につけて笑顔を浮かべていました。

イベントに参加した子どもたちは、サイエンスショーやさまざまな体験型ワークショップを通じて、科学を「より身近でおもしろいもの」として体験。それぞれの興味や関心を広げながら、自分の「好き」や「やってみたい」という気持ちを見つけるきっかけとなりました!
