
ネコ好きの女の子ギャビーが “魔法のネコ耳” で小さくなり、個性豊かなネコちゃんたちと不思議なドールハウスで大冒険を繰り広げる、世界中の子どもたちに大人気のテレビアニメシリーズ「ギャビーのドールハウス」が、ついに映画化!『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』が2026年3月13日(金)に全国公開! 旅先でさらわれてしまったドールハウスをめぐり、ギャビーとネコちゃんたちの救出作戦がはじまる! 映画のニャンバサダー、そしてクッキー・ボビー役で声優を務める小島よしおさんに、映画の見どころやクッキー・ボビーについて、映画を観て再発見した “子どもの頃のキラキラ”、ご自身の子育てなどについて、お話をお伺いしました!(インタビュー:2026年1月8日(木) TEXT:高木秀明/PHOTO:大久保景)
子どもたちは大冒険に夢中!
大人たちは忘れている子どもの頃の
“キラキラ” を取り戻せるかも!
― 試写を拝見させていただきました。子どもたちが楽しめることはもちろんですが、子どもの頃を思い出して大人にもグッとくる内容でした。小島さんはいかがでしたか?
かわいいキャラクターたちが歌ったり踊ったり、笑えるシーンもありますし、何より子どもたちはギャビーと一緒に冒険しているように映画を楽しんでもらえると思います。そして大人にも刺さるフレーズやシーンがたくさんあるので、いろいろな世代に共感を持ってもらえる、親子で一緒に楽しめる、そういう映画だなと感じています。

©2026 DreamWorks Animation
― 印象に残っているフレーズやシーンはありますか?
やっぱり「自分の中のキラキラ」というワードや、「大人は時間がなくて、忙しくて遊び方を忘れちゃう」みたいな言葉があるんですが、それは自分にもあてはまるというか、時間に追われてしまうことがよくあるので、聞いたときには胸が “きゅっ” と締め付けられましたね。
― 大人になってから、その “キラキラ” を取り戻すのは難しいでしょうか?
いや、自分次第で取り戻せるんじゃないかなと思います。だって、ただ見えなくなっているだけで自分の中には残っていると思うので、思い出すだけでいいんじゃないかな。
でも、その “思い出すこと” すら日々の忙しさに追われて意識できない人が、僕を含めて多いと言うのも現実なので、この映画を観て改めてそれに気付いてほしいなって思いましたね。ヴェラ(映画登場キャラクター:ネコちゃんマニアの実業家)がそうだったように。

― ヴェラは「子どもの頃にはキラキラしたものがまわりにたくさんあった。でも大人になるにつれてなくなっていくんだよ」ということも言っていますが、いつまでもキラキラがあるようにするにはどうしたらいいと思いますか?
子どものときって時間を忘れて目の前のことに夢中になることが多かったと思うんですよね。それが、キラキラをいつまでも保つために大事なことかなと思います。目の前のことにいかに夢中になれるか。
僕もその日のスケジュールはもちろん、月間、年間のスケジュールを立てたりしますし、それは大切なことですが、あまり詰め詰めにしないで、何かに夢中になれるよう余白をつくるようにしています。「夢中になれる時間を確保する」という時点でちょっと矛盾しているかもしれませんが、そういうことって大人には必要だし大切だなと思っています。

映画をきっかけに
今後の子ども向けイベントに変化!?
― 小島さんが今でも大切にしている子どもの頃のキラキラはありますか?
思い出してみると、子どもの頃ってけっこうギャグ漫画を読んでいたんですよね。『おぼっちゃまくん』とか『ついでにとんちんかん』『ハイスクール!奇面組』とか。それが、おそらく今の自分のどこか礎のようなものをつくっている気もするので、45歳の今、改めてもう一度読み返してみようかなと思っています。それによって、もしかしたら自分の中に残っている子どもの頃のキラキラを思い出せるかもしれません。
― そのキラキラをずっと追い求めて今の姿があるように感じるのですが、違いますか?
子どもたちを楽しませることと、自分が子どもだった頃に感じていた楽しさは、別の筋肉って感じですね。子ども向けイベントやライブをやるときに、子どもたちはどうしたら楽しんでくれるかなとは考えますが、そこに自分が子どものときの視点はありませんでした。今回の映画をきっかけに自分の子どもの頃の視点も取り入れたら、今後のイベントやライブが少し変わってくるかもしれないですね。

成長とともに変化する興味の対象
楽しめなくなった喪失感とどう向き合う?
― おもちゃたちは主人公のギャビーに対して「いつまでもドールハウスで遊んでね」と言いますが、子どもは成長するにつれていろんなものを卒業していきます。私の子どもも小学3年生ぐらいのときに「夏祭りが昔ほど楽しくなくなっちゃった」と残念そうに言ったことがあります。子どもの頃から遊んでいたり楽しみにしていたり大切にしていたものが、いつの間にかそうではなくなっていると子どもから相談されたら、小島さんはなんとアドバイスしますか?
卒業式みたいに明確な区切りがないから難しいですよね。でもそこは、その気持ちを無理に変えなくてもいいというか、変わらないものだと思いますし、変える必要もないですよね。楽しかったときのキラキラしたことを思い出させるような質問をして、なぜ興味を失っていくのか、自分で考えてもらうのもいいかもしれないですね。
たとえば1年後に、かつて楽しんでいた頃の思い出について話題を振ってみる。そうすることで子どもは自分の気持ちの変化を改めて考えて、何が変わったのか、なぜ変わったのかを自分なりに理解する機会を得られるかもしれません。親が答えを与えるのではなく、時間をおいてから、その変化について子ども自身に考えさせることも大切だと思います。
僕も今、この質問で親にキン肉マン消しゴム(キン消し)を捨てられてしまったことを思い出し、改めて少し考えました。僕がいつの間にかキン消しに興味を失っていて、親はそれに気が付いていたからだったんですね。時間をおいてから質問を投げかけられることで、過去を振り返って改めて考えたり思い出したり、新たに気が付くことがありますね。

クッキー・ボビーの明るさの秘密とは!?
小島流 子どものやる気の引き出し方
― 小島さんが声を務めたクッキー・ボビーは映画で初登場となるキャラクターですが、クッキー・ボビーをどのように表現しようと考えましたか?
クッキー・ボビーってすごく明るいキャラクターなんですが、もしかしたら子どもに遊ばれなくなって捨てられてしまった子なのかなと考えると、実はすごく哀愁も抱えているんですよね。辛いことや悲しいことを経験し、それでもなお前を向いて子どものように明るく振舞う大人のキャラクターで、それは僕自身でもあり、大人なら誰もが心の中に持っているキャラクターなのかなと感じたので、そのあたりを表現できればいいなと思って演じました。


©2026 DreamWorks Animation
― 映画の中でギャビーは仲間を励まして、いろいろな作戦を考えて実行していきますが、子ども向けイベントなどで小島さんが子どもたちのやる気を出すときに大切にしていることや、言葉がけがあれば教えてください。
まずは否定をしないことですね。これダメ、あれダメって言うと、子どもたちはどんどん萎縮してしまうので、「それもいいけど、これはどう?」みたいに提案することで選択肢を与えて、子どもたちがやりたいと思うことを選んでもらいます。
あとは自然とやる気が出る環境づくりですね。走れる場所、友だちがいる場所に連れて行くとか、子どもたちが自発的に動きたくなるような環境をつくることが大事かなと思います。
子どもは親の態度・言葉遣いを真似る
夫婦のケンカは話し合いで解決
― 小島さんご自身も今、2歳のお子さんがいらっしゃいますが、子育てで大切にしていることは何ですか?
やっぱり夫婦で助け合うことですよね。子どもって親の言葉遣いや表情まで真似するんですよ。だから夫婦の間で「ありがとう」を言う習慣があれば、子どもも「ありがとう」と言えるようになります。「子は親の鏡」と言いますが、2歳ぐらいになると本当にそれを実感するので、今まで以上に気をつけて、まずは自分たちがしっかりしないとなと思っています。
― 奥様と意見が異なったり、ケンカすることもあると思いますが、そんなときはどのように解決していますか?
話し合いですね。言い合いにはなるんですが、あとで冷静になってからちゃんと話し合います。相手の気持ちを理解していることを伝えたうえで、自分の意見が押し付けにならないよう話すように気をつけています。
あと、もともと僕はカッコつけたがりで、大変なときでもあまり辛いとか苦しいということを出さないタイプだったんですが、子育てを通して、SOSというか、今しんどいとか、そういうことを伝えられるようになりました。これは相手を信じているからこそできることで、子どもが生まれたことで、夫婦の信頼関係も強くなったと感じています。

子どもは大切にしているものへの愛情を
大人は自分の中に眠るキラキラを再発見して!
― たくさんの子どもたちが映画『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』を観に行くと思いますが、映画を通して子どもたちにはどんなことを伝えたいですか?
今、自分の身のまわりにある物や大切にしている物へ愛情を持つこと、そして夢中になることって素晴らしいことなんだ、ということが伝わるといいですね。
大人の方には子どもの頃に持っていた純粋な楽しさ、時間を忘れて夢中になれる感覚を思い出してほしいですし、この映画をきっかけに、自分の中に眠るキラキラを再発見してほしいですね。そして、親子で今の自分の “キラキラ” などについて会話していただければと思います。
映画『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』は、2026年3月13日(金)全国公開!

小島よしお
芸人・お笑いタレント。2007年に海パン一枚で披露した「そんなの関係ねぇ!」「おっぱっぴー」のギャグで大ブレイク。「R-1ぐらんぷり2016」ではファイナルステージに進出し2位となる。早稲田大学卒のインテリ芸人としても知られ、現在はYouTube「おっぱっぴー小学校」や子ども向けライブでも活躍中。“最強のキッズ芸人” としても人気を博している。

2026年3月13日(金)全国公開!
ギャビーのドールハウス ザ・ムービー
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初めてドールハウスの外に飛び出したギャビーとネコちゃんたちに、どんな出会いと冒険が待っているのか?! そして、不思議なドールハウスを無事に取り戻すことができるのか!?
