
2025年/日本/カラー
監督・脚本・原作:細田守
キャスト:芦田愛菜、岡田将生
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©︎2025 スタジオ地図
細田守監督作品史上初となる
復讐に燃える中世の王女が主人公
「生きるとは?」を問う感涙の物語
細田守監督 最新作『果てしなきスカーレット』が2025年11月21日(金)全国劇場にてロードショー!
青春、家族の絆、親子愛、種族を超えた友情、命の連鎖、現実と仮想の世界。さまざまな作品テーマで日本のみならず世界中の観客を魅了し続けるアニメーション映画監督・細田守。最新作『果てしなきスカーレット』では、ストーリー・映像表現ともに、これまでにないまったく新しい境地へ。
本作の主人公は、国王である父を殺した敵への復讐に心を誓う王女・スカーレット。≪死者の国≫で目覚め、それでも復讐の戦いに身をゆだねながら旅を続け、現代からやってきた看護師の青年・聖と時を超えた出会いを果たし、彼への信頼と愛情に、心動かされ変化してゆく感動の物語。

この物語は「生きるとは何か?」という本質的な問いを観るものすべてに突き付ける。また本作では、これまで描いてきた作風を一新し、まったく新しいアニメーション表現に挑戦。狂気に満ち溢れた世界が、2Dでも3Dでもない圧倒的な映像によって、壮大かつ鮮明に描かれる。
『時をかける少女』から19年。細田守監督が描き続けてきた壮大なテーマ性と内面世界。根底に流れる精神は今も変わらず、観るものすべての心を掴み、大きく揺さぶる。
死んで、生きて、愛を知った。
父の敵への復讐に失敗した王女・スカーレットは、≪死者の国≫で目を覚ます。ここは、人々が略奪と暴力に明け暮れ、力のない者や傷ついた者は<虚無>となり、その存在が消えてしまうという狂気の世界。敵である父を殺して王位を奪った叔父・クローディアスもまたこの世界に居ることを知り、スカーレットは改めて復讐を強く胸に誓う。

そんななか彼女は、現代の日本からやってきた看護師・聖と出会う。時を超えて出会ったふたりは、最初は衝突しながらも、≪死者の国≫をともに旅することに。戦うことでしか生きられないスカーレットと、戦うことを望まない聖。傷ついた自分の身体を治療し、敵・味方に関わらず優しく接する聖の温かい人柄に触れ、凍り付いていたスカーレットの心は、徐々に溶かされていく。

一方でクローディアスは、≪死者の国≫で誰もが夢見る “見果てぬ場所” を見つけ出し、我がものにしようと民衆を扇動し、支配していた。また、スカーレットが復讐を果たすために自身を探していると聞きつけ、彼女を<虚無>とするために容赦なく刺客を差し向ける。
スカーレットと聖も次々と現れる刺客と闘いながら、クローディアスを見つけ出すために “見果てぬ場所” をめざしてゆく。そして訪れる運命の刻。果てしない旅路の先に、スカーレットがたどり着く、ある<決断>とは。

本作に命を吹き込む豪華キャスト陣
主人公・スカーレットを演じるのは芦田愛菜。「彼女くらいの演技力・表現力がないと、このスカーレットという役を表現できない」と細田監督が大抜擢。19歳という設定の王女・スカーレットを、当時19歳の彼女が豊かな声色で演じ分けている。
現代の日本からやってきた看護師の青年・聖を演じるのは岡田将生。「復讐に燃えるスカーレットの鞘のような存在となれるよう、キャラクター像をつくっていった」と、穏やかで優しくスカーレットを包む、バディとしての存在を演じる。ふたりはともに細田守監督作品初出演となる。そんな彼らを取り巻くキャストには、役所広司、吉田鋼太郎、松重豊、斉藤由貴、山路和弘、柄本時生、染谷将太、青木崇高、白石加代子、市村正親と、超豪華俳優陣が本作に重厚感と強いエンターテインメント性を与える。さらに宮野真守、津田健次郎といった日本を代表する声優陣も参加している。

