
松岡修造さん、伊達公子さんの
トークセッションや注目選手
120kmサーブ体験で大盛り上がり!
2026年1月に開幕するテニス四⼤⼤会(グランドスラム)のひとつ「全豪オープンテニス」(AO:オーストラリアンオープン)を主催・運営するオーストラリアテニス協会(Tennis Australia)は、全豪オープンの熱気を日本でひと足先に体感できるプレイベント「AO26 Japan Launch(エーオー26 ジャパン ローンチ)」を2025年10月31日(金)・11月1日(土)の2日間に渡り、アークヒルズ内 アーク・カラヤン広場にて開催しました。
初日となる10月31日(金)のオープニングイベントでは、スペシャルゲストとして元プロテニスプレーヤーの松岡修造さん、伊達公子さん、⻑年テニスのキャスターとして活躍しているフローラン・ダバディさんらが登壇し、全豪オープンテニスの魅力や注目ポイントを深掘りするトークセッションを実施しました。
また、今回の「AO26 Japan Launch」に向けて、全豪オープンテニスの熱気と日本文化を美しく融合させたウォールアート作品を手がけたヨシダ・ケンタロウさんも登場し、作品のアンベールも行われました。
さらに、オーストラリアテニス協会 Chief Commercial OfficerのCedric Cornelis氏、WOWOW スポーツ事業局長の戸塚英樹氏が登壇し、両者の長年のパートナーシップと大会への期待について語りました。


AOの愛称は “ハッピースラム”
敵わなかったグラフの思い出
AO、グランドスラムの魅力とは?
司会を務めるフローラン・ダバディさんのウェルカムコメントと、メルボルンの熱気を感じさせるオープニング映像の上映でイベントが開幕。ダバディさんは、全豪オープンがアジア太平洋地域を代表するグランドスラムであり、テニスだけでなくショッピングやグルメなどすべてが揃った総合的な体験を提供するイベントとして、 「ハッピースラム」の愛称で知られていることを紹介しました。
さらにダバディさんの呼び込みで、日本テニス協会 強化育成副本部長の松岡修造さん、そして現役時代に世界ランキング最高位4位を記録したレジェンド伊達公子さんが登壇。「全豪オープンと日本テニスの未来」をテーマに、3名によるスペシャルトークセッションが開催されました。
1994年全豪オープンテニスでベスト4進出という記録を出した伊達さんは、 「1994年にメルボルンに行った当時は、負ける気がしなかった。唯一それくらい自信のある年でした。だけど、それでも敵わなかったのがシュテフィ・グラフ選手でしたね」と自身の現役時代を思い出しながら、コメント。
松岡さんも「昔はグランドスラムなんてトップ選手が出なかった大会なんです。それが今や全員が出たい大会になっている。地元選手への応援が激しく、オーディエンスも一緒に楽しみながら舞台をつくっていくのが上手い」とグランドスラムの魅力や全豪オープンテニスの特徴を熱く語りました。
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22歳で100位以内がひとつの目標
期待する日本人選手に
望月慎太郎選手、園部八奏選手
そしてトークは、全豪オープンテニス2026の注目選手についての話題へ。松岡さんは「男子だと基本的に23歳で100位以内に入るのがひとつの目標なんですが、望月慎太郎選手は22歳で100位以内に入っています。坂本怜選手は錦織圭選手と同じように、2026年には100位内に入らないといけない選手。そんな選手が出てきていることは流れとしていいですね。また園部八奏選手は、僕は本当にグランドスラムで優勝できると思っていて、あのパワーを持っているサウスポーだし今後より動けるようになっていくと思う」と日本選手への期待感を語りました。
伊達さんは「現在の日本のテニス界は昔に比べてジュニアの世代で活躍できる選手が育ってきました。一方で、そこからプロに移行したときになかなか活躍できないのが日本人の課題かなと思っています。その中でも園部選手はポテンシャルがあると思いますし、プロとしての感覚をできるだけ短い時間で掴んでいくことで、活躍できる素質があると思います」と、それぞれの注目選手について語りつつ、今後のテニス界の未来について熱弁が繰り広げられました。
トークセッションでは松岡さんから「僕がハマってしまったことなんですけど、今年(2025年1月)の全豪オープンに行ってきまして、『AO』が、日本人だったら『ええよ』って聞こえてくるんです。親父ギャグとかではなく本当に(笑)。それをぜひとも会場で聞いてみてください!」という予想外の見どころ? の提案も。
伊達さんは「何よりも冬の日本から真夏のオーストラリアに行くことによって暖かくてポジティブな気持ちで明るくなれるし、そこにテニスというグローバルなスポーツの世界レベルで戦う選手の熱気を感じながら過ごせる4週間になると思います。テニスをやっている、やっていないに関係なく、世界的なテニスイベントをぜひ体感してほしいなと思います」と話し、終始和やかな雰囲気でトークセッションが進んでいきました。

日本でもハッピーな気持ちで
テニス会場に行けるように
世代を超えて楽しめるイベントに
トークは盛り上がりを見せ、「あなたにとっての “ハッピースラム” とは?」という話題に。松岡さんは「3つあると感じています。ひとつは、僕自身が初めてグランドスラムで出場できたのはオーストラリアであるということ。もうひとつは、食事が一番美味しいこと。 25年間「くいしん坊!万才」をやってきた僕が言いますけれど、メルボルンは本当に美味しくてなんでもある。最後は、僕のテニス大会(イベント)に対する感覚を変えてくれたこと。全豪オープンテニスは特別な大会で、駅から会場までの道のりにもさまざまなイベントがあります。日本でも、“テニス会場に行くのがハッピー” な気持ちになってもらわなきゃいけないと気づかせてくれました」と熱く語りました。
伊達さんは、「入口からコートにたどり着くまでにいろいろな世代の方々が、世代を超えて楽しむことができるのがハッピースラムだと感じています。試合をコートで見るだけではなく、コンサートが開催されていたり、子どもたちが遊べる場所があったり、大きなスクリーンのあるエリアでゆっくりくつろいだりと、それぞれの目的で楽しめるという点が、選手時代には感じられなかった新たな魅力で、今はそれを実感しています」と微笑みました。
イベントの最後には、今回のために特別に制作されたウォールアートがアンベールされました。「オーストラリアと日本の “つながり” と “情熱” 」をテーマに本作品を手がけたのは、ヨシダ・ケンタロウさん。「見ていただいたらわかると思いますが、『A』の方は自分が住んでいるオーストラリアの街で見かけるような人や動物、建物を入れてメルボルンの街を感じるような内容に仕上げました。そして『O』の方では、わかりやすく日本を表現しました。メルボルンは朝が早いので太陽を描いていますが、眠たい表情にしていたり、東京は眠らない街のイメージで月が先に寝てしまっているなどの細かいメッセージを込めたので、気づいてもらえたら嬉しいです」と、アートに込めた想いを語ると、会場は大きな拍手に包まれました。

迫力満点!時速120kmのサーブ体験
全豪オープンの優勝トロフィーも来日!
さらにオーストラリアを味覚で堪能!
イベント会場にはサーブ体験コーナーがあり、迫力満点のスピードサーブを体感できました。プロテニス選手のサーブは、なんと持続200km以上にもおよびます。当日、体験ブースには多くの来場者で長蛇の列ができていました。見事チャレンジに成功した方には、New Balanceから公式グッズのプレゼントも!



さらに会場内には、歴代の全豪オープンチャンピオンたちが掲げた優勝トロフィーも来日! トロフィーと一緒に貴重な写真撮影もできました!
2026年1月から開幕する全豪オープンテニスの魅力やオーストラリアの魅力を、肌で体感できるイベントでした。今後の日本選手の活躍にも期待しながら、ぜひ全豪オープンテニスにも注目してみてください!
全豪オープンテニスは2026年1月12日(月)〜2月1日(日)に開催。WOWOWオンデマンドで全試合・全コートのライブ配信が実施されます。



