
レポート公開日:2025年8月12日(火)
恐竜のいる広大なジャングルで
ここでしか体験できない
大自然とアトラクションを楽しむ!
1月の記者発表からずっと楽しみにしていた「ジャングリア沖縄」が2025年7月25日(金)にオープン! それにともない7月21日(月・祝)と22日(火)の2日にわたり取材をさせていただきました!
最初の印象は “とにかく広い!” ということと、“恐竜がいる雰囲気が漂っている” と感じたこと。それは「ジャングリア沖縄」に近づくにつれて感じられ、入場する前からワクワクしました。実際に中に入ると、映画『ジュラシック・パーク』(1993年)の冒頭でアラン・グラント博士とエリー・サトラー博士が恐竜を目の当たりにして呆然唖然となった気持ちがわかる、と言ったら少々大袈裟かもしれませんが、恐竜好きはそれに似た感慨を覚えるかもしれません。

しかし、「ジャングリア沖縄」は恐竜だけのテーマパークではありません。パーク全体のテーマのひとつにはなっていますが、バギーやアスレチック、気球、ショーなど、恐竜以外にもたくさん楽しめるのです。
アトラクションは22ほどあり※、ベビーカーに乗っている小さなお子さんから楽しめるものもありますが、身長制限のあるものも多く、親子で思いっきり楽しめるのはおそらく小学3年生くらいから、すべてを楽しみつつ記憶や思い出に残るのもそのあたりの年齢かなと感じました。
※ショーなども含んだ2025年7月25日(金)現在の数
そしてやはり1日ですべてのアトラクションを体験することは難しそうです。今回の取材でも実際に体験できたものは2日で7つほどでした。スパもあるので、遊んだあとにスパに入ってからホテルで休み、次の日も遊びに来るのが良さそうです。もちろん時間が許せば3日、4日と楽しめますし、「ジャングリア沖縄」周辺には「美み水族館」や「ナゴパイナップルパーク」、さらにやんばる地域ではマングローブ林をカヌーで散策するツアーなど、たくさんの自然体験もあります。
なお、今回の取材ではショーの体験はできませんでした。また時間や天候の関係で体験できなかったアトラクションもあるので、体験できたものを中心にレポートします!
※レポートや動画にはネタバレを含んでいるのでご注意ください。内容は2025年7月末時点のものがあります。最新の情報は「ジャングリア沖縄」のオフィシャルサイトをご確認ください。
開業後の酷評について思うこと
それでも一度は体験してほしい施設
開業後、待ち時間や「広告が盛りすぎ」などのネガティブな意見が見られます。そしてそこにはメディアの紹介の仕方も関わっていると感じています。『キッズイベント』もその一端として、この件について感じたことを少し書いておきたいと思います。
確かに高所でのアトラクションが多い「ジャングル エクストリーム」では、安全のためのハーネスと呼ばれる安全装具の装着に時間を要すること、また一度に体験できる人数が少ないため順番がくるまでかなり時間がかかりそうだなとは感じましたし※、広い施設内に雨風や日差しを避けられる場所が少ないことは気になりました。自動販売機の数、ロッカーも少なく100円玉5枚を用意していないと使えず両替機もない(取材時)、昼食をとれる飲食店も十分な数がなさそうなど、不便や不安を感じるところは散見されました。
※整理券もしくは「プレミアム パス」の購入により、少ない待ち時間で体験できるそうです。この2つのいずれかがない状態で並ぶことは制限されることがあります。
「広告が盛りすぎ」については許容範囲だと思っています。アトラクションの世界観を一目で伝えるためのイメージ画像には印象に残るインパクトが必要ですし、細かなところや実際には必要不可欠だけど見せたくないものはあえて見せません。住宅やマンションの広告などでも、チラシやパンフレットに電柱や電線はありませんし、近場の公園の緑があたかも庭の木のように見えたり、そういうことは多々あると思います。
他もやっているから良いということではありませんが、伝えたいことを見せ、興味を持っていただくことがイメージ画像や広告の目的なので、虚偽は許されることではありませんが、ある程度きれいに見せる、良く見せる、これを “盛る” と言ってしまえばそうなのかもしれませんが、魅力的に見せる工夫は必要なことかと思います。
「ジャングリア沖縄」は、最近では2024年3月、お台場に「イマーシブ・フォート東京」を開業し、ハウステンボスやユニバーサル・スタジオ・ジャパンの経営再建で売上をV字回復させたことで名を馳せたカリスママーケーターの森岡毅氏、そしてその森岡氏が率いる『株式会社 刀』が手掛けているということでも注目を集め、事前のPR効果もあり期待値が高くなりすぎたところがあると思います。

楽しむには事前の情報収集と計画
プレミアム パスに整理券
最後まであきらめない気持ち!
しかし、それでも「ジャングリア沖縄」は率直に感動しましたし、多くの子どもたちもたくさんの初めての体験を楽しみ、思い出に残ると感じました。楽しむためには事前にいろいろな準備が必要ですが、親御さんも楽しんでいる子どもの笑顔を見て、その大変さは報われることと思います。
取材なのであまり待ち時間はなく、一般ゲストの方々の苦労や辛さは実感していないところがあり、そこは想像するしかありませんが、それでも遠方から飛行機に乗って遊びに行く価値は十分あり、ゴールデンウィークや夏休み、シルバーウィーク、年末年始など、少し長くお休みできるときや沖縄旅行の際には検討したい施設だと感じました。
そしてもちろん、待ち時間や急な悪天候に対応できる場所など、ゲストが快適に過ごせるよう今後の運営や設備の改善には期待していますし、すでにいろいろと対応されているようです。
「ジャングリア沖縄」に行くことを考えはじめたら、それまでとは多々変更点があると思うので、オフィシャルサイトのチェックと事前の情報収集、準備と当日の計画(整理券取得も含む)、それにあわせたプレミアム パスの購入、車の場合は駐車場の予約(有料で2,000円)やレストランの予約、そして大切なのは、予約が取れなくても前日に突然空きが出ることもあるようなので、あきらめずに直前までオフィシャルサイトをチェックすることのようです。
※「ジャングリア沖縄」は2025年8月12日(火)、夕方の時間帯を中心とした体験プランを組みやすい15時から入場できる「アフター3満喫チケット」の販売を開始しました。「ダイナソー サファリ」もしくは新たに加わった「トレジャー ファイト」をスムーズに楽しめるプレミアム パスがセットになったもの、スパがセットになったものなどがあります。
ジャングリア沖縄 オフィシャルサイト
https://junglia.jp

またJTBでは、オープンの15分前に入場できる「アーリー・パークイン」の付いたツアーを販売しているので、整理券の取得には便利だと思います。整理券は開園してすぐになくなってしまうようですし、プレミアム パスもしくは整理券がないと並ぶこともできないアトラクションもあり、何の準備もせずに行くと残念な結果になりそうです。
オフィシャルサイトのチェック、そして開業後に行った方のレポートもたくさんあるので、それを参考に事前の準備、計画を立てて当日を楽しんでいただければと思います。天候については、運を天にまかせるのみ。ただ、このあたりは「ジャングリア沖縄」に限らず、東京ディズニーランドもユニバーサル・スタジオ・ジャパンも、人気のテーマパークは基本的には同じだと思います。
前置きが長くなりました。それでは体験レポートをどうぞ!
襲いくるティラノサウルスから逃げる
迷子の恐竜を探す
恐竜を楽しめるアトラクション!
やはり誰もが気になっているのが、「ジャングリア沖縄」の目玉アトラクションのひとつ、ティラノサウルスが襲ってくる「ダイナソー サファリ」でしょう。
極秘で研究していた巨大生物が施設を破壊して脱走! ゲストは状況確認を行うというミッションを負って大型オフロード車に乗り込み、恐竜のいるジャングルに入っていきます。



ここには「ジャングリア沖縄」のシンボルであり、施設外からもその存在を確認できる全高20メートルもの巨大なブラキオサウルスをはじめ、トリケラトプス、ステゴサウルス、アンキロサウルスなど18頭もの恐竜を見ることができます。



対象年齢は4才以上、身長95cm以上ですが、ティラノサウルスから逃げる際のオフロード車の揺れ方が尋常じゃなく、お母さん、お父さんが子どもを支えてあげる必要があると思いますが、もしかしたら自分のことで精一杯で、それどころじゃなくなるかもしれません。




取材のため許可を得て撮影させていただきましたが、録画はしているものの被写体を捉えているかなんて確認もできないほど。写真はピントをあわせるどころかファインダーを覗くことすらできませんでした。これはなかなか体験できない激しさで、ティラノサウルスの迫力もすごいけど、車もすごい。でも実際にティラノサウルスから逃げるときって、これくらいの焦りと勢いでしょうね。落ち着いてゆっくり楽しむには、2回、3回と何度か体験する必要がありそうです。
「そんな大げさな」と思われるかもしれませんが、今まで体験した中では1番すごい揺れ方でした。人が運転しているので、もしかしたらメディア向けのサービスだったとも考えられ※、子どもが多ければ少し優しく運転するのかもしれませんが、なかなかすごかったです。
※体験後にスタッフの方に確認したところでは、特にメディアだからということはなく通常の運転とのことでした。
なお、ゲストは車の荷台部分に設けられたシートに座ります。恐竜は進行方向の右手側に出ることが多いので、左側のシートならそのままの姿勢で、右側のシートだと後ろを振り向くようになります。左側は姿勢が楽ですが、右側は左側よりも恐竜を近くで見られます。
※動画はネタバレを含みます。ご注意ください
ダイナソー サファリ基本情報
・対象年齢:4才以上 ※10才未満の方には必ず16才以上の方の同伴が必要
・体験人数:最大11人/1台(特殊車両3台同時走行)
・体験時間:約17分
・体重:体重制限なし
・身長:95cm以上
・アトラクション面積:約45,000平方メートル(東京ドーム約一個分)
・遭遇する恐竜:18頭(トリケラトプス、ブラキオサウルス、アンキロサウルス、ステゴサウルス、ティラノサウルス)
恐竜と触れ合いながら
子どもたちが大冒険!
年齢や身長制限の関係で「ダイナソー サファリ」を体験できない小さなお子さんや、恐竜との触れ合いを楽しみたいお子さんには「ファインディング ダイナソーズ」がおすすめ! ジャングルナビゲーターと一緒に、迷子になったパキリノサウルスの赤ちゃん「ティーダ」をジャングルの中を歩きながら探します。
木々が生い茂るトンネルをくぐり抜け、ユラユラ揺れる吊り橋を渡り、自分でトロッコを運転したりゴツゴツした足場の神秘的な洞窟の中に入ったりとちょっとした冒険もあり、子どもたちは楽しめそうだなと感じました。







ファインディング ダイナソーズ基本情報
対象年齢:全年齢 ※10才未満の方には必ず16才以上の方の同伴が必要
体験人数:8人/1グループ、徒歩
体験時間:約14分
体重:体重制限なし
身長:身長制限なし
遭遇する恐竜:6頭(ステゴサウルス、ヴェロキラプトル、アンキロサウルス、プテラノドン、トリケラトプス、パキリノサウルス)
※続きます(2025年8月12日[火])