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映画「パコと魔法の絵本」を観ました(2008年9月23日)
映画「パコと魔法の絵本」を観ました(2008年9月23日)
21日(日)に映画「パコと魔法の絵本」を観に行きました。傲慢で偏屈なジジイ(大貫:役所広司)が純真無垢な少女(パコ:アヤカ・ウィルソン)に出会い改心していくという、ともするとありがちなお話ですが、これが実によかった。
パコは交通事故の後遺症で記憶が1日しか保てない少女。パコと接するうちに今までの自分の悪行を反省し、パコに思い出を作ってあげるとともに、パコの心の中に自分の存在を残したいと思った大貫が周りの人を巻き込んで奮闘します。その“誰かのために‥‥”というピュアな想いが、とてもストレートに伝わってきて、恥ずかしい話、自分でも“こんなところから?”と思うほど早い段階、映画の途中あたりから涙が出っぱなしでした。絵もとてもキレイで、ファンタジックな世界を極彩色の実写と3DCGによって表現し、まるで大きな絵本を見ているようでした。
子どもの「観たい!」という声で行った映画でしたが、登場人物それぞれが抱えている悩みが、このストーリーに深みを与えているので、子どもよりも大人の方が楽しめる映画だと思います。子どもが理解するには、まだまだ人生経験が足りない、でしょうね。そしてパコの中に自分を残したい、という想いは、すべての親に共通するんじゃないかな、と感じました。その意味でも、大人の映画かと。もちろん、子どもは子どもなりに楽しんでいましたが、大きくなったときにもう一度観て、本当の意味を理解してくれたら、嬉しいですね。(高木秀明)



